オリコンランキングを網羅した『エンタメ・マーケット白書2024』の魅力に迫る

オリコンランキングの全てが詰まった一冊

2024年版の『ORICON エンタメ・マーケット白書』が発表され、その内容が大きな注目を集めています。この書籍は、エンターテインメント産業における市場動向およびオリコンランキングデータを包括的にまとめたものであり、特に音楽・映像・書籍に関する豊富なデータが収められています。全652ページにわたるこの白書は、企業やマーケター、広告代理店やデータアナリストにとって、非常に貴重な情報源となるでしょう。

エンタメ産業の動向をデータで読み解く

本書は、「オリコン年間ランキング2024」と1年分のオリコン週間ランキングの縮刷版を含む、エンターテインメント業界の総合的なデータベースです。音楽、映像、書籍それぞれの市場規模やトレンドに加え、エリア別やジャンル別の売上実績、メーカー別の分析も行われています。これらのデータは、全国の販売実績を基にしたもので、信頼性が高いのが特徴です。

音楽に関するデータは、約17,500の販売店舗からのデータをもとに集計。それにより、デジタルシングルやデジタルアルバムのダウンロード数、ストリーミング再生数なども網羅されています。これにより、各アーティストや作品の人気度がどのように推移しているのかを、一目で確認することができます。

充実した内容と掲載例

この白書の特筆すべき点は、単なるランキングデータの掲載にとどまらず、多数のグラフや表を用いた分析解説が充実していることです。例えば、アーティスト別のセールスランキングがトップ100まで掲載されており、Snow Manが154.2億円の売上を記録したことが紹介されています。音楽ソフトの年間売上金額Top30もあり、注目作品やアーティストが一目でわかります。

さらに、メーカー別売上実績ランキングTop50も収録。ソニー・ミュージックエンターテインメントが2年ぶりに首位を獲得したことや、他のメーカーの動向も詳しく紹介されています。