心に響くオペラ『METライブビューイング2025-26』が開幕！

夢と愛の物語が紡がれる舞台へ

オペラファンにとって、待望の瞬間がやってきました。ニューヨークに本拠を置くメトロポリタン・オペラの最新ステージを、日本のスクリーンで楽しめる「METライブビューイング2025-26」が、11月21日（金）から始まります。この新シーズンには、心に響く8つの演目がラインアップされており、期待が高まります。

8つの心温まるラブストーリー

シーズンの開幕を飾るのは、愛と青春をテーマにした作品群です。《ラ・ボエーム》では、ロマンチックな恋愛悲劇が描かれ、名演出と素晴らしいキャストによる演技が光ります。さらに、クラシカルな演出で1860年代のウィーンを舞台にした《アラベッラ》や、革新的な新演出の《トリスタンとイゾルデ》など、数々の名作が待っています。

このほかにも、チャイコフスキーの傑作《エフゲニー・オネーギン》など、様々な視点から「愛」を描いた作品が目白押しです。これらの作品は、オペラの持つ深い情感と設定を通して、観客を感動の渦に巻き込むことでしょう。

新演出の魅力

特に注目すべきは、今季の目玉となる第1作《夢遊病の娘》です。テノール歌手から演出家としても高く評価されているロランド・ヴィリャソンが手掛けたこの作品は、オーソドックスなスタイルながら、登場人物の内面を深く掘り下げる新解釈が施されています。特に、主演のネイディーン・シエラとシャビエール・アンドゥアーガによる熱演が期待され、前回のライブビューイングから実に15年ぶりの新演出ということもあり、ファンには堪らない内容となっています。