平和を願う心を歌に託して！ホワイトハンドコーラスNIPPONの特別ステージ

一般社団法人El Sistema Connectが企画した「ホワイトハンドコーラスNIPPON」が、2025年8月3日に日本テレビ主催の『汐留サマースクール2025』の一環として特別なコンサートを開催します。このコンサートでは、戦後80年にあたる年を迎え、平和や祈りをテーマにした楽曲が披露されます。参加するのは、小学生から高校生までの約20名の子どもたちで、彼らは指揮者やピアニストを除いたメンバーで構成され、心を込めて演奏に挑みます。

コンサートでは、やなせたかし氏が作詞を手掛け、信長貴富氏が作曲した『希望の歌』を中心に、手話を交えた表現「手歌」が特徴的なパフォーマンスが展開されます。特に注目すべきは、手話検定3級を持つ日本テレビの瀧口麻衣アナウンサーが一部の楽曲に参加し、共に演じることです。このコラボレーションによって、彼女の手話表現が加わることで、観客に新たな感動を与えることでしょう。

「ホワイトハンドコーラスNIPPON」は、ろう者や難聴者、全盲や弱視、車いす利用者など、様々なバックグラウンドを持つ子どもたちが集まり、音楽を通じて交流するインクルーシブな合唱団です。彼らは、南米ベネズエラ発の音楽教育活動『エルシステマ』の理念に共感して2019年に設立され、音楽教育の平等を求めて活動しています。このような背景から、子どもたちはどんな経済的状況でも、無料で参加し、学ぶ機会を得ることができます。

近年、同団体は全国的にも注目を浴びており、2023年にはキッズデザイン賞を受賞、さらに2024年にはオーストリアにて開催される国際賞『ゼロ・プロジェクト・アワード2024』を受賞するなど、いくつもの栄誉を手にしています。

今次コンサートの特徴は、声と手話による歌の表現が融合したパフォーマンスです。これは、すべての人々が共感できるメッセージを送り、観る者の心に響くことを目指しています。精魂込めた演奏は、観客を巻き込み、一緒に平和を願う気持ちを高めることでしょう。特に、親子での参加を歓迎しており、世代を超えた子どもたちのパフォーマンスを通じて、多くの方々に感動と希望が届くことを願っています。