新曲「On The Beach」リリース
アヴァン・ポップの女神と称されるキャロライン・ポラチェックが、小島秀夫監督の最新作ゲーム『Death Stranding 2: On The Beach』から表題曲「On The Beach」をリリースしました。この新曲は、彼女にとって初めてのゲーム・サウンドトラックへの参加となり、そのユニークな音楽性がゲーム体験に新たな彩りを加えることになります。
ポラチェックは、アメリカ出身のシンガー・ソングライターで、その独自の美声と実験的な音楽スタイルで知られています。彼女は長年のコラボレーターであるダニー・L・ハールと共に「On The Beach」を手掛け、歪んだメタリックなシンセとドラムの重厚なリズムが印象的な楽曲に仕上げています。この曲は、瞬時に高揚感をもたらしながらもすぐに消えてしまうその様子が、ゲームのストーリーへの没入感を一層深めます。
小島監督との出会い
ポラチェックと小島秀夫監督の出会いは、音楽と映像の境界を曖昧にし、哲学的なストーリーテリングを生み出す結果につながりました。彼女は小島監督とパリで対面し、彼からの誘いによってこのプロジェクトに参加することが決まりました。ポラチェックは「この曲は8年前に作ったもので、ずっと温めてきたもの。監督のプロジェクトにぴったりだと実感しました」と語っています。
美しいビジュアルとストーリー
同時に公開されたミュージックビデオは、ディストピア的なゲームの世界観を反映し、モノクロパレットに色とりどりのプリズムグリフを組み合わせた独創的な芸術性を持っています。ビデオの中では、英語、日本語、中国語(繁体字・簡体字)、ポルトガル語、フランス語の対訳が施され、多国籍の視聴者に向けてメッセージを届けます。
サウンドトラックの重要性
『Death Stranding 2: On The Beach』は、コジマプロダクションによる開発が進められ、ソニー・インタラクティブエンタテインメントからのリリースとなる予定で、これまでに多くのアーティストが参加したことからも、音楽がゲームの体験の中心となっていることが分かります。以前にはチャーチズ、ブリング・ミー・ザ・ホライズン、ロウ・ロアーとのコラボレーションが話題となり、ポラチェックはその中でも新たな境界を押し広げる貴重な存在となるでしょう。
彼女の音楽とその影響
ポラチェックは、自身のセカンドアルバム『Desire, I Want To Turn Into You』で一流の才能として認知され、グラミー賞やブリット・アワードにノミネートされるなど、数々の音楽祭でも評価されています。その実績やスタイルが、今回のプロジェクトにどのように貢献しているかは非常に興味深いです。
彼女はまた、フジロックフェスティバル'23に出演し、再び来日することが決まっており、ファンにとっては楽しみなイベントが続いています。音楽とゲーム、そしてアートが交錯する瞬間を、ぜひお見逃しなく!
詳細は
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