ホリプロの若手俳優バンドによる初の対バンイベントが成功裡に終了

2025年11月16日、東京都渋谷区のduo MUSIC EXCHANGEで、ホリプロに所属する若手俳優からなるバンド「Sokuseki」と「The Onedays」が、初めての対バンイベント『Horipro Actors “BAND” Live Festival！』を開催した。このイベントは、『Horipro Actors Live』シリーズの一環として、両バンドのファンにとって待望の特別な一夜となった。

Horipro Actors Liveとは

ホリプロに所属する若手俳優やアーティストたちが特別なイベントでパフォーマンスする「Horipro Actors Live」。このイベントは、通称「ホリアク」として知られ、2022年から続く伝統を持つ。第1回から第4回まで、多くのファンから愛されるこの企画は、毎回異なる出演者や企画で盛り上がりを見せ、毎回新たな魅力を引き出している。今回の『Horipro Actors “BAND” Live Festival！』は、特に「対バンイベント」としての新しい形を採り入れ、ファンにも新鮮な体験を提供した。

公演の詳細

この日の公演は、昼公演と夜公演の2部構成で進行され、各バンドはそれぞれ印象に残るパフォーマンスを展開。昼公演は13時開場、14時開演でスタートし、夜公演は17時開場、18時開演というスケジュールで進行した。各公演とも、出演者の個性豊かな音楽が披露され、会場は熱気に包まれた。

昼公演レポート - The Onedays

オープニングを飾ったのは「The Onedays」で、彼らはサザンオールスターズの「涙のキッス」で観客を魅了。樋口幸平が発する力強くもエモーショナルな歌声に、バンドメンバーのアンサンブルが見事に重なり、会場の雰囲気が一変した。続いて披露された「さよならエレジー」では、そのパフォーマンス力が際立ち、観客との距離が一気に縮まった。

MCでは、体調不良により出演を見合わせていたメンバー皆藤空良への思いも語られ、和やかな雰囲気の中にしっかりとしたメッセージが伝えられた。後半に進むにつれて、「恋人ごっこ」や「ソラニン」といった多彩な楽曲が披露され、感情豊かなパフォーマンスで会場を一層沸かせた。

昼公演レポート - Sokuseki

続いてステージに登場したのは「Sokuseki」。彼らはBUMP OF CHICKENの「天体観測」からスタートし、強力なサウンドで観客を一瞬にして引き込んだ。鈴木曉のハードなボーカルが印象的で、会場内は熱気に包まれた。観客を巻き込んだコーラスや、メンバー同士の掛け合いが笑いを誘う中、心を込めたメッセージ「人として」を届け、感動を呼んだ。さらに、人気曲「イケナイ太陽」でフロアは最高潮に達し、バンドとしての一体感が強調された。

2バンド合同トーク

両バンドのメンバーによるトークコーナーでは、互いのバンドでのエピソードや最近の練習話が展開され、会場は終始和やかな温かい雰囲気が漂っていた。そこでは限られた準備期間ながらも、心強い絆を感じさせるエピソードも紹介され、参加者全体の心が一つになった。

また、イベント専用のグッズも大いに話題に挙がり、事前通販で完売したアイテムについても触れられ、会場は熱い興奮に包まれた。

最後の撮影タイム

イベントの最後には、来場者全員による撮影タイムが設けられ、メンバーがポーズを決めるその瞬間には笑顔が溢れ、会場は拍手で締めくくられた。この約1時間15分のNB（ノンバーバル）イベントからは、新たなバンド活動を通じたメンバーたちの姿がしっかりと印象に残った。

アーカイブ配信

本公演のアーカイブ配信も決定しており、見逃した方にも楽しんでもらえるサービスが提供される。配信は複数のカメラアングルからの映像や、当日のライブの熱気をそのまま感じられる内容となっている。

これからもホリプロ主演の「Horipro Actors Live」シリーズは、メンバーの魅力を追求し続けていくことだろう。この公演から多くの感動が生まれ、新たな表現方法へとつながっていくのが楽しみだ。