是枝裕和監督の最新作『箱の中の羊』のオリジナル・サウンドトラック
世界的に評価される是枝裕和監督の最新映画『箱の中の羊』が、正式に第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されることが決まり、多くの映画ファンが期待を寄せています。そして、この作品に伴うオリジナル・サウンドトラックが、映画が公開される2026年5月29日(金)に発売されることが発表されました。
この映画は、綾瀬はるかさんと大悟さん(千鳥)のダブル主演によるもので、失った子供を持つ夫婦がヒューマノイドを迎え入れ、再び家族としての生活を始めるという、心を揺さぶる物語が描かれています。舞台は“少し先の未来”であり、人間とヒューマノイドの複雑な関係性をテーマに、観客に強いメッセージを伝えます。
この映画の音楽を担当したのは、今作が初めて単独で務める作曲家・坂東祐大氏です。彼の音楽は、チェロ、声、オーケストラの三つの柱で構成され、物語の感情や登場人物の内面を豊かに表現しています。坂東氏は音楽を通じて、家族の絆やヒューマノイドとの交流を見事に表現しており、映画の核心を理解するための重要な要素となっております。
坂東祐大氏が語るように、今作では三つの音の軸が象徴しています。チェロは人間、声はヒューマノイド、そしてオーケストラはそれを超えた存在を象徴しているとのこと。この三つの要素が絡み合いながら展開される音楽は、聴く者に深い感動を与えることを目的にしています。実際に録音された音楽の中には、使われなかった楽曲も多く含まれ、これらのアウトテイクや異なる展開を持つバージョンも収録されているということです。
また、メインとなるチェロ独奏は名手・伊東裕氏が務め、オーケストラは坂東氏が主宰するEnsemble FOVEによって演奏される予定です。さらに、声のパートではLondon Voicesや杉並児童合唱団、涂櫻(ト サクラ)など多彩なボーカルが参加しており、ヒューマノイドの存在感を一層印象的に打ち出しています。現代ジャズのドラマー石若 駿やピアニスト梅井美咲など、豪華な実力派ミュージシャンが集結し、それぞれの技術が一つの作品にまとまります。
オリジナル・サウンドトラックは全31曲を収録予定で、映画の劇中音楽はもちろん、未使用曲も網羅された内容です。映画を観た後でも、音楽を独立して楽しめるように再構成されているため、音楽ファンにも納得の作品です。
坂東祐大氏は、東京藝術大学作曲科を卒業後、多岐にわたる活動を展開している期待の作曲家です。彼の音楽のテーマは刺激的であり、様々な形での創作が注目を集めています。これまでの業界での活動を踏まえ、『箱の中の羊』の音楽がどう進化したのかについても期待が寄せられています。音楽となることで映画の世界がさらに広がり、観客に新たな感動を提供することを願ってやみません。
この最新作と共に、音楽作品にも期待が高まるオリジナル・サウンドトラック。是非、5月29日の発売をお楽しみに!