KAGEROU AGENCYとEast Venturesの新たな提携
2025年7月、東京都渋谷区に本拠を置くKAGEROU AGENCY (Japan) Inc.は、日本及び東南アジアでの影響力を持つシードVC、East Venturesとの間で第三者割当増資を実施したことを宣言しました。この資金調達により、KAGEROU AGENCYはアジアにおけるエンターテインメントの拡大をより一層強化し、国境や言語の壁を越えたコンテンツの配信に取り組むことを目指します。
グローバル展開の強化
この資金によってKAGEROU AGENCYは、多様なイニシアティブの推進に着手します。まず、アジア全域でのプロジェクト推進体制の強化を図ります。特に、韓国に新たな拠点を設け現地法人との連携を強化することで、アジア市場でのプレゼンスをさらに高める狙いがあります。さらに、海外の音楽フェスティバルやローカルレーベルとの連携を強化し、国際的な音楽シーンでのクロスボーダー展開を進めていく方針です。
また、グローバルな活躍を目指すチームの採用を拡充し、多才な人材を集めることで、様々な文化を融合したエンターテインメントの提供を実現させていく計画です。KAGEROU AGENCYは、このような取り組みを通じて、アジアのエンターテインメントコンテンツを世界に発信し、より広い市場をターゲットとしています。
KAGEROU AGENCYのビジョン
KAGEROU AGENCYの代表、山本“YUUKI”氏は、「支えてくれるみんなのために、愚直に泥臭くやり切ります」とのコメントを寄せ、彼らの情熱と覚悟を共有しています。Umami Venturesのパートナーである神門氏は、山本氏との会話の中から、「人間として、プロデューサーとして、チームとして、KAGEROU AGENCYが大きくなるイメージが浮かんでくる」と述べ、その未来のビジョンに期待を示しました。
アジア文化の交差点に
KAGEROU AGENCYは、アジア発のエンターテインメントを普及させることを目指し、アーティストの海外展開や国際フェスの企画・制作、A&R戦略の設計を行っています。現在、2025年10月に韓国・ソウルで開催予定の「Concrete Jam 2025」にも参画しており、J-POPやJ-ROCKに特化した音楽フェスを通じて、日韓の文化交流を進める重要な役割を果たします。このフェスは、日本と韓国の音楽の架け橋となり、東アジアの文化交流の推進に寄与することでしょう。
KAGEROU AGENCYは、国内外から学生や若手クリエイターを中心にインターンを受け入れ、さまざまなバックグラウンドを持つ人々と協力してプロジェクトを進めています。このグローバルな視点が、彼らの活動に新たな風を吹き込む要因となっているのです。
East Venturesについて
East Venturesは、日本および東南アジアを中心に活動するシード専門のベンチャーキャピタルです。メルカリやBASEなどの成長企業に対する初期投資を通じて、スタートアップの成長を支援しています。KAGEROU AGENCYとの提携により、この支援の範囲がさらに広がることが期待されています。
KAGEROU AGENCYとEast Venturesの新しい連携は、アジアのエンターテインメントシーンにおいて新たな文化的な中核となることを目指しており、その展望に引き続き注目が集まります。