テリー・ライリー × クロノス・クァルテット 日本初共演Matsuri
2025年6月、神奈川県立音楽堂と東京藝大奏楽堂にて、ミニマル・ミュージックの巨匠テリー・ライリーと著名な弦楽四重奏団クロノス・クァルテットが夢の共演を果たすことが発表されました。このコンサートは、ライリーの90歳を祝う特別なイベントであり、多くの音楽ファンがその瞬間を待ち望んでいます。
コンサートの詳細
コンサートは2つの特別なステージで構成されています。
- - 6月25日(水) 神奈川県立音楽堂 では、ライリーの作品『サン・リングズ』の日本初演が行われます。この作品は、コロナ禍の影響で2度も中止されており、待望の再演となります。
- - 6月28日(土) 東京藝大奏楽堂 では、ライリーとクロノスの共演が実現します。約20年ぶりの来日となるクロノス・クァルテットとのコラボレーションは、必見のイベントです。
特に、ライリーはミニマル・ミュージックの創始者として知られており、彼の音楽は多様なジャンルのアーティストに影響を与えてきました。その影響力は、音楽界にとどまらず、視覚芸術や文化全般にも波及しています。今回のコンサートでは、彼の代表作が新たな形で再解釈されることでしょう。
ライリーとクロノス・クァルテット
テリー・ライリー
テリー・ライリー(1935年生まれ)は、カリフォルニア出身の作曲家であり、特にミニマル・ミュージックにおいて欠かせない存在です。彼の音楽は、即興演奏やインド古典音楽の要素が融合しており、1960年代には『In C』や『A Rainbow In Curved Air』などの革新的な作品を発表しました。ライリーの音楽はクラシックやジャズ、サイケデリックロックなど、幅広いジャンルに影響を与え、多くのアーティストにインスピレーションを提供しています。
クロノス・クァルテット
クロノス・クァルテットは1973年にサンフランシスコで結成された弦楽四重奏団で、これまでに3度のグラミー賞を受賞するなど、世界的に高い評価を受けてきました。彼らは、伝統的な弦楽四重奏という枠を超え、現代的なアプローチで音楽を進化させてきました。そんなクロノスは、ライリーとのコラボレーションによって新たな音楽体験を還元し続けています。
応援の輪
この特別なコンサートを実現するべく、クラウドファンディングも立ち上げられています。寄付者には公演チケットの先行販売や、テリー・ライリーサイン入りのCD、リハーサル見学などの特典が用意されており、支援のメッセージも寄せられています。多くのアーティストがライリーに触発されてきた歴史を前に、再びその音楽を共に楽しめる機会は貴重です。
結論
テリー・ライリーの90歳を祝うこのコンサートは、単なる音楽イベントを越え、音楽の力がもたらすコミュニティの絆を再確認させる機会でもあります。この特別な瞬間を一緒に祝うため、みなさんの応援が必要です。ぜひ足を運び、奇跡の瞬間を共に体験しましょう!
主催はテリー・ライリーMatsuri2025実行委員会で、共催団体として東京藝術大学も参加しています。 コンサートの詳細や応援方法については、公式サイトやSNSを通じて随時情報を更新していく予定です。