新たな宇宙プロジェクトが始動
株式会社クラウドナインと株式会社スペースデータがコラボレーションし、宇宙とアートの融合を目指すプロジェクトを発表しました。このプロジェクトでは、東京大学発の人工生命ベンチャーである株式会社オルタナティヴ・マシンの技術監修のもと、最先端技術を駆使して人工生命アーティストを宇宙に打ち上げる試みが行われます。
背景
日本のエンターテインメント業界が、宇宙産業の発展に伴い、全く新しい「宇宙×エンタメ」体験を提供するために動き出しています。特に、今後の数年間で宇宙とデジタルの融合により進化したエンターテインメントが可能になると期待されています。その流れの中で、クラウドナインは、この新しいシーンで日本がリードすることによって、国全体のエンタメ復興の起点になれればと考えています。
プロジェクトの詳細
このプロジェクトは、以下の3つのフェーズから成り立っています。
フェーズ1: デジタル学習
まずは、人工生命(ALife)がデジタル環境で学習を開始します。SNSなどを通じてオンラインでのコミュニケーションが行われ、自律的に進化するための基盤を構築します。これにより、人工生命アーティストは様々なデータを取り込んで成長していきます。
フェーズ2: 宇宙空間への打ち上げ
次に、3年以内に人工生命アーティストを宇宙へ打ち上げる計画が進行します。ロボット技術を活用し、地球上のアーティストとの共創を実現。人工生命技術により自己複製が可能になることで、新たな体験や記憶が宇宙から地球へとリレーされていきます。こうして、新しいアーティストエコノミーを生み出すことを目指します。
フェーズ3: 新しいエンタメ経済圏の創造
プロジェクトの最終フェーズでは、人工生命による自律的なアーティストエコノミーの形成が目指されます。人類との共創を通じて、参加者全員が楽しめる多面的なエンタメ表現が可能となるインフラの構築を図ります。特に子供たちにとっても、この新たなエンタメは大きな価値を持つものになるでしょう。
パートナーシップの募集
この画期的なプロジェクトでは、音楽やドキュメンタリー、ドラマ、アニメなど、様々な形で情報を発信していく計画があります。そして、360度あらゆる分野でのパートナーシップを募集しており、多くのクリエイターや企業に参加してもらうことを期待しています。
企業情報
株式会社クラウドナイン
2019年に設立されたクラウドナインは、Adoやshallm、平手友梨奈など、多様なアーティストのマネジメントを行っています。音楽や映像、イベント制作など広範な業務を展開し、さまざまな形でエンタメ業界に貢献しています。
株式会社スペースデータ
スペースデータは、「宇宙」と「デジタル」の融合を目指して研究開発を進めるスタートアップです。宇宙技術とデジタル技術の融合を実現し、宇宙の民主化を合言葉にしています。
株式会社オルタナティヴ・マシン
このプロジェクトの技術監修を担当するオルタナティヴ・マシンは、人工生命研究を基にした新たな技術を探求しています。自律性や適応性など、生命に近い技術の実用化を目指しています。
この画期的なプロジェクトが成功することで、宇宙と地球の新しい関係性が生まれ、エンターテインメントの未来が広がることに期待が寄せられています。