向井山朋子新作
2025-12-18 12:58:21

向井山朋子の新作舞台、身体の自己決定権を探る世界初演が京都で実現

向井山朋子の新作パフォーマンス、身体の自己決定権を問う



2026年3月、京都芸術センターにて、向井山朋子の新作パフォーマンス『WE ARE THE HOUSE:パフォーマンス』が世界初演されることが決定しました。これは2025年に開催された対話型プログラム『向井山朋子WE ARE THE HOUSE:サロン』の議論を基にしており、身体の自己決定権をテーマにした多層的な作品です。

現代社会のトピックを反映した作品


本作は、中絶、#MeToo運動、クィア、家族、そして家父長制など、現代社会のさまざまな問題を取り上げます。「私の身体は、私のもの」といった根源的な問いを舞台芸術の形で表現する試みです。アートとアクティビズムが交錯するこの作品は、対話、映像、レクチャー、ピアノ演奏、身体表現が組み合わされ、様々なジャンルを融合した舞台に仕上げられます。

複合的な演出陣が参加


出演者には向井山自身のほか、オランダの俳優で演出家であるユスト・ファン・ボメルが参加。彼は中絶問題の改善に取り組む国際的活動家レベッカ・ゴンバーツ役を務め、その表現力で作品に深みを与えます。また、レクチャーの部分は山田由梨が中心となり、アートと社会運動が交差するヒントを提供します。

この作品は、京都芸術センターとオランダのNieuwe Instituut、Holland Festivalによる共同制作により実現しました。京都での初演後は、世界各地に巡回する予定です。この国際的なクリエーションのスタート地点が京都であることも、本プロジェクトの特筆すべき点です。

2025年のサロンプログラムからの知見


2025年5月、京都で開催されたサロン形式のプログラム『WE ARE THE HOUSE: パフォーマンス』では、10日間にわたって様々な議論が交わされました。中絶を巡る制度やアクセス、#MeToo以降のジェンダー論、クィア・フェミニズムの視点、家父長制の問題、家や身体性に関する歴史的考察がテーマにされ、身体の自己決定権についての対話が重ねられました。出演者たちが交わした疑問や視点は、新作パフォーマンスの基盤となっています。

舞台公演の概要


公演は2026年3月21日(土)18:00、22日(日)14:00の2日間で、京都芸術センターの講堂で行われます。上演時間は約60分を予定しており、チケットは一般が4,000円、30歳以下が3,500円、18歳以下が2,000円となっています。
この舞台は、ただのエンターテインメントではなく、現代社会に対する鋭い問いを投げかける作品です。観客は、舞台を通じて自己の身体の権利や、社会的な文脈を再考する機会を得ることになります。

出演者と制作陣


向井山朋子は、国際的に活躍するアーティストであり、数々の賞を受賞しています。彼女の作品は、家族、身体、記憶、自然などのテーマを深く掘り下げ、独特の演出手法を用いて発表されています。
ユスト・ファン・ボメルは、オランダ出身のパフォーマーとして、ジェンダーや「男らしさ」をテーマにした表現で知られています。
これらのアーティストたちが、舞台上でどのように新たな視点を提示するのか、期待が高まります。

まとめ


『向井山朋子WE ARE THE HOUSE:パフォーマンス』は、現代社会における身体の自己決定権という重要なテーマを扱い、観客に深い問いを投げかけることが期待されています。この力強い新作が京都から世界へ向けて発信される瞬間を、どうぞお見逃しなく。


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