ヤマハのフィンガードラムパッドがアジアデザイン賞2025で栄誉をつかむ
最近、ヤマハ株式会社のフィンガードラムパッド『FGDP-50/FGDP-30』が「アジアデザイン賞2025」で銅賞に輝きました。この受賞は、かつてなしの成功を再確認するもので、すでに国内の「グッドデザイン賞2024」や「Red Dotデザイン賞2025」などをも受賞した実績があります。つまり、国内外での栄誉はこれで通算3回目となるのです。
新しいドラム演奏体験を提供する楽器
こちらのフィンガードラムパッドは、指を使って本格的なドラム演奏を楽しむことができる新しい楽器です。軽量でコンパクトな設計は、内蔵スピーカーや音源に加えて、充電式のリチウムイオンバッテリーを搭載しており、いつでもどこでも演奏が可能。人間工学に基づいたパッドの配置は、その硬さや感度が最適化されているため、微妙な音の強弱を表現することができ、ドラム特有の奏法もしっかりと再現できます。
フィンガードラムパッドは、そのユニークな特性により、初心者から経験者、さらにはDJや楽曲制作者、ドラマーといったさまざまな音楽関係者に広く受け入れられています。実際、発売以来、新たなドラム演奏スタイルとしての地位を確立していることが実証されています。
デザインの裏側
ヤマハの技術本部デザイン研究所所長、川田 学氏は、この受賞について「2024年のフラッグシップモデル『YH-5000SE』に続き、2年連続の受賞となりました」とコメント。アコースティックドラムセットのサイズを極限まで小型化し、指による奏法に特化した独自のデザインが高く評価されたようです。「この小さな楽器が新たな音楽シーンを拡張してくれることを期待しています」とも語り、その意気込みが伝わります。
アジアデザイン賞とは?
「アジアデザイン賞」は、2003年に香港で設立され、アジアの生活様式を反映した優れたデザインを評価する国際的な賞。今回の2025年においては、254件の受賞作の中に10件の「Grand Award」が含まれ、多様なデザインの枠組みが紹介されています。ヤマハの受賞歴は今回の銅賞を含め累計で15件に達し、栄誉あるブランドの一つとしての地位を確立しています。
このフィンガードラムパッドは、楽器としてだけではなく、音楽の楽しさをユーザーに提供する新しいツールとしての役割を果たしている点が特に注目されます。音楽を身近に感じ、その表現の幅を広げる手助けをしている製品として、多くの人々に愛され続けることでしょう。これからもヤマハの挑戦と進化に期待が高まります。
ヤマハ公式サイト で詳細を確認できます。