『人生、歌がある』初のコンサートが東京で開催
歌番組『人生、歌がある』が、12月の放送を前にして初のコンサートを実施しました。これは、BS朝日開局25周年記念として行われ、多くのファンの期待が寄せられる中、10月29日(水)に東京国際フォーラム・ホールAで開催されたものです。この番組は、日々の生活の中で思い出深い名曲を歌手たちが歌い継ぐ姿を楽しむことができる内容で、2013年から放送を開始しています。
コンサートの内容と出演者
コンサートの始まりは、第一部として、田原俊彦と若手歌手たちが共演する特別なセットで、4曲のヒットメドレーが披露されました。さらに、サプライズゲストとして登場した木梨憲武と所ジョージが、田中あいみの楽曲「NAZO」を共に熱唱。観客は二重の楽しみを味わいました。
第二部は、より特別なコラボレーションが繰り広げられ、「北国の春」や「浪花節だよ人生は」、「手紙」、「兄弟船」といった誰もが知る名曲が演奏されました。特に注目を集めたのは、出演者たちのフルコーラスでのパフォーマンスです。これにより、往年の歌番組を彷彿とさせる豪華な舞台が完成し、観客は懐かしいメロディを心から楽しむことができました。
司会を務めたのは、テレビ朝日アナウンサーの坪井直樹と岡田美里で、彼らはリラックスした雰囲気を演出し出演者たちの素顔を引き出す名コンビセッションでありました。
出演者たちの感想と疋田氏への感謝
コンサートが無事に終了した後、出演者たちは取材に応じ、特に番組の総合演出家で直前に他界された疋田拓氏への感謝の意を表明しました。千昌夫は「疋田さんとは最後の瞬間まで話をしていました。彼の思いを受け継ぎながら、これからもこの番組とコンサートが続くことを願いたい」と語りました。
細川たかしも「観客の皆さんの笑顔が見られて良かった。疋田さんに見ていただきたかった」と感慨深く述べました。また、田原俊彦は「コンサートは疋田さんの念願だった。成功に終わり、大満足です」と喜びを表現しました。
天童よしみは「会場では疋田さんが見守っていたはず。全ての方々に感謝の気持ちを込めて歌いました」と語り、伍代夏子は「疋田さんへの思いを胸に、観客のために心を込めて歌いました」と振り返りました。川中美幸や由紀さおりもそれぞれの思いを述べ、音楽の美しさや多様性について語り合いました。
テレビ放送の日程と今後の展望
この感動的なコンサートの模様は、12月13日(土)よる7時からBS朝日で4時間スペシャルとして放送されます。この機会に番組の魅力が詰まったラインアップを楽しむことができるでしょう。今後も「人生、歌がある」が続くことを期待し、コンサートが定期的に開催されることを願っています。これまでの名曲から新たな名曲まで、観客に感動を届ける素晴らしい音楽の旅が続くことを心から楽しみにしています。