A.P.I.が新作『decr.』を発表
2026年3月、アーティスト・コレクティブA.P.I.が新たなパフォーマンス『decr.』(読み:ディーイーシーアール)を東京の新大久保にあるR's アートコートで上演します。この作品ではダンスと音楽の境界を取り払い、新たな形のアート体験が待っています。特に注目すべきは、出演者がワイヤレスデバイスを装着し、自らの動きでサウンドトラックを創り出すという革新的な仕組みです。
あらすじと公演情報
この新作は、2026年3月14日(土)18:00、3月15日(日)15:00および18:00の計3公演で上演されます。チケットは2026年1月14日(水)10:00より、カンフェティで発売開始。前売り4,000円、当日4,500円の価格で、全席自由です。
- 団体名:石山雄三/ A.P.I.
- 作品名:『decr.』
- 公演日程:2026年3月14日(土)18:00、3月15日(日)15:00、18:00
- 会場:R's アートコート(東京都新宿区)
- チケット料金:前売4,000円、当日4,500円
- チケット購入:
カンフェティ
パフォーマンスの特異性
A.P.I.の代表である石山雄三が手がける『decr.』は、前回の公演『(NO W)AVE』に引き続き、ダンスと音楽が完全に融合した作品となっています。出演者は、ただのダンサーであるだけでなく、同時にミュージシャンとしても活躍し、各自の動きがそのまま演奏へとつながります。この新しい表現方法は、パフォーミングアーツの世界で他では類を見ないものです。
作品名の『decr.』は、音楽用語のデクレッシェンドから名付けられており、音量が徐々に減少していく様を描写しています。この概念は、現代社会に蔓延する「停滞感」や「衰退感」というリアルな感情と深く結びついており、観客に強く訴えかけることでしょう。
アート手法とその背景
A.P.I.では、電子音楽の先鋭的なスタイルと実験的なアート手法を融合させる努力が続けられています。これまでのプロジェクトにおいても、視覚的な要素とサウンドの両方を駆使し、観客に新たな体験を提供してきました。『decr.』でも、精緻な演出が施され、出演者の「立ち尽くすことしかできない姿」が作品の中心テーマとなっています。
このような独特の表現手法は、WARPやModern Love、Basic Channel といった伝説のインディペンデント・レーベルの姿勢にも通じるものがあります。彼らの音楽への情熱と、A.P.I.の芸術表現の深さは似通っており、実験性と精密さが共存しています。
A.P.I.の未来へ
A.P.I.はこれまでにも、国内外の様々な舞台やフェスティバルに出展してきました。石山雄三の振付や演出は、特に独自性が際立っており、新国立劇場バレエ団でもゲスト・コレオグラファーとしてその才能が認められています。
今回の『decr.』は、石山がこれまでの集大成とも言える作品であり、ダンスと音楽を結びつけた表現手法がいつものごとく新しい境地を切り開くことでしょう。
今後のA.P.I.の活動にも目が離せません。興味がある方は、ぜひ公演に足を運び、新しいアートの世界を体験してみてください。