EXPO2025 大阪・関西万博での大衆演劇祭典「龍王祭」
2025年9月8日、大阪・関西万博の会場内にて大衆演劇の祭典である『龍王祭』が開催されます。主催は、伝統ある旅芝居の名門「呉服座」を運営する株式会社ニコーです。今回は、特別な公演として、劇団美山と桐龍座恋川劇団がそれぞれ魅力的なパフォーマンスを披露します。これにより、日本の伝統文化を世界の多くの人々に知ってもらう絶好の機会となるでしょう。
公演の概要
『龍王祭』は、フェスティバル・ステーションにて行われ、午前と午後の二回公演(各回約1時間30分)を予定しています。出演者は、劇団美山の里美たかしと里美こうた、桐龍座恋川劇団の二代目恋川純が中心となり、多彩な演目をお届けします。公演は言語を必要としないノンバーバルな和装舞踊を中心に構成されており、海外からの来場者にとっても楽しみやすい内容となっています。
また、当日は万博限定の『龍王祭』オリジナルグッズの販売も予定されており、訪れた人々に素敵なお土産を提供します。
申込方法
座席は万博公式ページからの抽選予約で受け付けており、限られた当日席も用意されています。この公演は、大衆演劇の魅力を余すところなく体験してもらうチャンスです。
呉服座の歴史
呉服座は、明治25年に設立され、多様な演芸が上演されてきました。地方巡業の歌舞伎や、落語、講談などが行われ、地域の娯楽の中心として親しまれていました。しかし、映画やテレビの台頭により次第に衰退し、1969年に一時閉館。現在の池田呉服座は、そんな歴史を経て復活した大衆演劇の常設劇場です。加えて、アクセスの良い梅田に設立された梅田呉服座は、多くの観客を迎え入れています。
大衆演劇の文化発信
大阪・関西は、約90軒の大衆演劇の常設劇場が存在し、そのうち37軒がここに集中しています。この地域では、大衆演劇が親しまれ、地域の文化の一部として根付いています。株式会社ニコーは、EXPO2025を機会に大衆演劇を世界に広める意図を持っており、その活動は今後も続いていくことが期待されます。
劇団美山と桐龍座恋川劇団について
劇団美山は、伝統の流れを汲む劇団として、日本各地で公演を行い、近年では海外でも注目を集めています。総座長の里美たかしを筆頭に、演技や制作に新たな風を吹き込んでいます。
一方、桐龍座恋川劇団は、その多様な演目とキャラクター性で多くのファンを虜にしています。二代目座長の恋川純は、伝統的な内容と現代の要素を融合させ、常に新しい挑戦をしています。
まとめ
EXPO2025 大阪・関西万博は、大衆演劇を世界に発信する壮大な舞台となります。多くの人たちが『龍王祭』を通じて日本の伝統文化に触れ、その魅力を再発見してくれることを願っています。観客全員に心に残る体験を提供することが、『龍王祭』の最大の目的です。皆様のご参加をお待ちしております。