AI楽譜アプリNewzik登場
2025-05-01 11:06:16

フランス生まれのAI楽譜アプリNewzik、日本初上陸の舞台裏

フランス発Newzikが日本初上陸



フランスからやってきた次世代楽譜アプリ『Newzik(ニュージック)』が、いよいよ日本で本格的に展開される。特に注目を浴びているのは、5月3日から5日までの間、東京国際フォーラムで開催される音楽祭『ラ・フォル・ジュルネTOKYO』への出展である。このイベントは、世界中から多くの音楽ファンが集まる機会であり、Newzikが日本初の顔見せを行う重要なステージである。

Newzikとはどんなアプリ?



Newzikは、iPad、iPhone、Mac対応のAI楽譜アプリで、これまでヨーロッパを中心に多くのオーケストラやオペラハウス、合唱団に導入されてきた。プロフェッショナルの現場で広く利用されているこのアプリは、教育機関やアマチュアの演奏者にも手が届く存在となっている。Newzikの魅力は、紙楽譜やPDFをAIによって動的な楽譜へと変換する革新的な機能にある。

主な特徴を見てみると、OMR(光学楽譜読み取り)技術を利用することで、瞬時にオリジナル楽譜を生成したり、譜面の移調がすぐに行えたりする。また、楽譜を再生したり、メトロノームの機能を使ったり、ジェスチャーで譜めくりをしたりと、ユーザビリティも追求されている。

Newzikでは、無料のベーシックプランを提供しているほか、エッセンシャルプランやプレミアムプランなどの有料プランもあり、ユーザーのニーズに合わせた選択肢が用意されている。特に、アンサンブルプランやアカデミックプランについては、団体向けに役割を分けたプロジェクト管理ができる仕組みが整っており、演奏者の活動を支援する環境が整備されている。

日本市場における位置づけ



NewzikのCEO、アマンディーヌ・リシャルドは、「日本は世界第2位の音楽ソフト市場であり、多くのアマチュアからプロフェッショナルまでの音楽家が活躍する重要な舞台です」と発表している。2014年の設立以来、同社は光学楽譜読み取り技術を活用して、さまざまな機能を提供し、特にヨーロッパや北米のオーケストラや教育機関に支持されてきた実績がある。

また、Newzikは、楽譜制作ソフト『Dorico(ドリコ)』との連携をスタートさせている。Doricoは、作曲家や編曲家から高い評価を受けるスコア作成ツールであり、Newzikとの連携により、作曲から演奏までを seamless に繋ぐ、次世代の楽譜エコシステムが実現される。これにより、より多くの演奏家に両方のソフトウェアのメリットを届けることが期待されている。

まとめ



Newzikの日本展開は、音楽家にとって新たな創作の場を提供することを目的としている。東京国際フォーラムでの出展を皮切りに、多くの音楽家との交流が促進されることを期待したい。今後の展開がますます楽しみである。


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