MUFGスタジアムの場外飲食エリアに新たな展開、Mellowが管理
2026年1月24日より、MUFGスタジアム(国立競技場)の場外飲食エリアが株式会社Mellow(メロウ)によって一括運営されることが決定しました。この取り組みは、スポーツや音楽イベントの需要が再び高まるなか、観客が楽しむ「滞在体験」を豊かにすることを目指しています。
背景:ライブエンタメ市場の再成長と未開拓の課題
コロナ禍を経て、ライブエンタメ市場は回復しつつあります。この中で、スタジアムやアリーナの重要性が再評価されています。従来のスタジアム運営では、場内飲食は大手企業による管理が一般的でしたが、場外エリアについては興行ごとに個別に管理されていました。これが観客の体験を低下させる要因であったり、運営側にとっても多くの手間をかける結果になっていました。観客が求める飲食体験が不足していたり、行列によるストレスがあったりと。これらの問題を解消するため、Mellowは飲食提供を「観客体験をデザインする装置」として再定義することにしました。
Mellowのアプローチ:飲食体験の改革
Mellowは、MUFGスタジアムの場外エリアにおける飲食提供を新しい形にしていく方針です。そのために以下の4つの軸を設定しました。
1.
効率化
- 運営ルールを標準化し、各イベントごとの事務作業を大幅に削減。これにより、興行本来の価値向上に注力できます。
2.
体験向上
- テンションを向上させる雰囲気を作り出し、食事を「体験型コンテンツ」として提供します。初めての来場者にも思い出に残る飲食体験を提供することが目標です。
3.
運営DX
- 人流データや消費データの分析によって、食品ロスを削減し、来場者の要求に即した安定的な飲食サービスの提供を実施します。
4.
地域共生
- 地元の飲食業者とのコラボレーションを促進し、地域経済の活性化を図ります。スタジアムが地域文化の中心地として機能することを目指しています。
将来展望:持続可能なエンタメエコシステムの構築
Mellowは、この新たな運営モデルを通じて、全国各地でのスタジアムやアリーナの新設や改修にも積極的にアプローチしていく考えです。地域とエンタメが循環する持続可能な経済モデルを構築し、観客が楽しめる体験の向上に努めます。エンターテインメント市場が進化を続ける中で、観客には「見る」だけでなく、「滞在する」楽しさも提供することを目指しています。
イベント事業部の竹下翔部長は、「私たちは、場外飲食エリアを重要な体験価値の一部として捉え、来場者の満足度向上に貢献したい」と述べています。この取り組みが、スタジアム運営の新たなスタンダードとなり、より魅力的なライブエンタメの場を生み出せることが期待されています。