オペラ『みづち』
2025-01-30 16:00:21

琵琶湖で発信するオペラ『みづち』が描く地球の叫び

オペラ『みづち』が醸し出す地球へのメッセージ



2025年6月28日(土)と29日(日)、滋賀県に位置する滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールで、オペラ『みづち』が披露されます。この作品は"いのち・ちきゅう・みらいプロジェクト"の実行委員会の手により、地球環境に向けた強いメッセージを発信することを目指しています。野心的なこのプロジェクトは、古代からの水神を描くことで、現代文明の危機に警鐘を鳴らします。

オペラ『みづち』の概要


オペラは、丹治富美子の作・台本によるもので、日本の伝統的な文化を背景にした物語が展開されます。音楽は、多数の著名な作品を手掛けてきた作曲家・富貴晴美が担当し、指揮には下野竜也が名を連ねます。豪華なキャスト陣が集結し、観客を魅了することでしょう。

物語は千年の昔、干ばつに苦しむ村を舞台に、一人の若者小太郎が伝説の神みづちを求めて旅立つところから始まります。彼は困難な道を歩みながら、黒姫や夕月姫との出会いを通じて、人々の心を再燃させ、自然と共生する道を模索していきます。全編を通じて流れる水、自然、愛のテーマは、現代の私たちにも深い示唆を与えます。

環境問題と伝統文化の融合


このオペラは、2025年の大阪・関西万博を契機に地球環境問題に取り組む背景のもと制作されました。水をテーマにしたこの作品は、「龍神」「大蛇」「みづち」といった日本の歴史的水神の起源を探求し、地域の結束を高めようとしています。プロジェクトは、環境省とも連携し、全国各地で地域に根ざしたSDGsを実現すべく活動しています。これにより、全国の「水」に対する祈りを一つにして、共有する文化が大切なのです。

滞在中の29日には、同ホールで第1回Glocal SDGsフォーラムも予定されており、地域の方々が集まり、未来へのビジョンを語り合う機会にもなっています。

演出家とキャストの紹介


オペラの演出は、岩田達宗氏が手掛け、彼の独特な舞台表現が見所の一つです。また、メインキャストには小堀勇介(小太郎役)、迫田美帆(夕月姫役)、黒田博(吾嬬重藤役)など、実力派のアーティストが揃っており、その演技は観客を感動させることでしょう。特に注目すべきは、彼らが演じることで水の精霊との対話や人間の問題がますます際立つところです。

チケット情報


チケットの先行販売は2025年2月22日から始まり、全席指定となっています。観客の皆さんがこの重要な作品を見逃さないよう、ぜひ早めの購入をおすすめします。チケットは、公式サイトを通じて簡単に手に入れることができます。

結び


オペラ『みづち』は、地球を守るためのメッセージを音楽と舞台アートで伝える重要な試みです。伝統文化を駆使した心動かすこの作品は、私たちの未来に向けた新たな一歩として、多くの人々に届くことを願っています。


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