長崎とベトナムを結ぶ感動の歴史歌劇『花は海を越えて』が初演！

歴史歌劇『花は海を越えて-Princess Anio-』初演のお知らせ

長崎県のテーマパーク、ハウステンボスを拠点に活動するハウステンボス歌劇団が、2025年8月1日から新しい歴史歌劇を初演します。その名も『花は海を越えて-Princess Anio-』。この作品は、長崎とベトナムの実話に基づいた物語で、両国のつながりや愛を描いています。

歌劇のあらすじ

この歴史歌劇は、江戸時代初期、貿易商人の荒木宗太郎が嵐を乗り越え、朱印船でベトナムの港に到着するところから始まります。そこで彼は、祭りで盛り上がる街中で王女ホア姫と運命的な出会いを果たします。二人は国や身分を超えた愛に惹かれ合うが、彼らの関係は複雑な時代背景の中で試されます。

この作品は一方的な恋の物語ではなく、双方の文化的なつながりや、それぞれの運命に翻弄されながらも愛を育む二人の姿を描写することで、観る人に深い感動を与える内容になっています。二人が辿る運命の糸が、彼らだけでなく周囲の人々の愛や思いをも織り交ぜながら、さらなる展開を迎える様子は見どころの一つです。

ハウステンボス歌劇団について

ハウステンボス歌劇団は2013年に設立され、女性だけで構成された歌劇団です。彼女たちは日々、観客に感動を届けることを使命に、レビューショーやミュージカルを手がけています。この歌劇団の魅力は、華やかな衣装や緻密な舞台演出にあります。特に、トップスターたちが織り成すパフォーマンスは多くのファンを惹きつけています。

今回の公演においても、荒木宗太郎役にはチーム華のトップスター紫城けいさん、ホア姫役には舞音帆乃佳さんが出演予定です。さらに、ゲストとして青蘭そらさんも参加し、多彩な演技で舞台を盛り上げてくれることでしょう。

文化祭との連携

この公演は「ながさきピース文化祭2025」の応援事業ともなっており、同文化祭は2025年9月から約78日間にわたり開催されます。この祭りは、「文化をみんなに」をテーマに、さまざまな文化や芸術の発表を通じて国内外に平和のメッセージを発信することを目的としています。ハウステンボス歌劇団もこの理念に共鳴し、歌劇を通じて長崎の歴史と文化に対する興味を喚起することを目指しています。