ヤマハの新デザイン
2025-10-07 11:54:17

ヤマハ管楽器の新パッケージデザインがPentawards2025で金賞受賞!

ヤマハ、Pentawards2025で金賞を受賞



ヤマハ株式会社が提供する管楽器エントリーモデルの梱包箱が、2025年9月に開催される世界的なパッケージデザインコンペティション「Pentawards2025」で金賞を受賞しました。この受賞は、ヤマハが初めて参加したコンペティションであり、多くの消費者との長年の関係から生まれた著名ブランドとして評価されたものです。

「Pentawards」は2007年にベルギーで設立され、世界中から数多くの応募が集まる中、デザイン界における権威として知られています。今年で19回目となるこのコンペティションには、95か国以上から36,000件以上の作品が寄せられています。ヤマハの受賞作品は、「BRAND IDENTITY & CONNECTED PACKAGING」カテゴリーの「Re-designing projects: Iconic Brands」セクションで表彰されています。

受賞の背景



受賞に至った梱包箱には、楽器の特性やデザインへの深い理解が形になっています。坂本仁 B&O事業部長は、「金賞を受賞できたことはデザイン力とサステナビリティへの取り組みが評価された結果。今後もお客様に感動と価値を届ける製品・デザインの創出に努めます」とコメントしています。また、技術本部の川田学所長も「社会の価値観やパッケージのあり方が大きく変化している中で、さらに魅力的なデザインに挑戦し続けます」と期待を寄せています。

デザインの詳細



今回受賞したガーメントの対象モデルは、初心者向けの5種類の管楽器です。具体的には、トランペットYTR-2330、フルートYFL-212、クラリネットYCL-255、アルトサクソフォンYAS-280、テナーサクソフォンYTS-280の各モデルが含まれています。これらの梱包箱は、2025年に16年ぶりに再設計され、サステナビリティと環境負荷低減を考慮したデザインに生まれ変わりました。

デザイン刷新された梱包箱は、外装4面に楽器が半透明のアクリルケースに収められているかのようなぼかし表現が施され、開封時の期待感と楽器を手にした瞬間の感動を演出しています。これにより、楽器への愛着が生まれ、長期にわたるサステナビリティにも寄与することを目指しています。

環境配慮の取り組み



デザイン刷新による環境面での具体的な効果も見逃せません。まず、印刷方法をフルカラーのオフセット印刷から水性インクを使用したフレキソ印刷に変更しました。この変更により、揮発性有機化合物(VOC)や廃水の削減が実現しました。さらに、印刷面積は従来比で約1/10に減少し、インクの使用量も大幅に削減されています。

同時に、梱包箱に再生紙を100%使用し、その色をデザインに生かすことで、環境への配慮を強化しています。これらの取り組みは、環境負荷低減と綺麗なパッケージの両立を実現しました。

まとめ



ヤマハの新しい管楽器エントリーモデル用梱包箱は、デザインの美しさと環境への配慮が融合したものです。この金賞受賞は、未来の楽器デザインに向けた希望の象徴となるでしょう。環境に優しいだけでなく、楽器の特性を引き出す美しいデザインは、今後の製品展開にも期待が高まります。


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