同級生スぺシャル・デュオが贈るフランス音楽の饗宴
2025年11月3日、東京のBunkamuraオーチャードホールにて、期待のピアニスト阪田知樹と務川慧悟による『Pianos’ Conversation 2025』が開催される。この公演では、全曲2台ピアノのプログラムが特徴で、両者の音楽的な結びつきとともに、一流の音楽体験を提供することだろう。
同級生としての特別な関係
阪田と務川は、東京藝術大学での同級生として特別な絆を持っている。彼らは海外留学に行く前の2年半の間、同じ教室で学んだ仲間であり、その経験が彼らの音楽に対する理解を深めている。それにもかかわらず、このデュオとしての共演は意外にも2022年の名古屋国際音楽祭での一度だけ。今回の公演では、ピアノ作品に特化した初めての共演が実現する。
プログラムの内容
「Pianos’ Conversation 2025」では、ラヴェルを中心にフランス音楽とガーシュウィンの名曲が贅沢に演奏される。特に、2025年に生誕150年を迎えるラヴェルの作品がメインテーマだ。プログラムの前半では、フローラン・シュミットの「フランス風」や、ドビュッシーの「3つの夜想曲」、ラヴェルの「スペイン狂詩曲」の2台ピアノ編曲版などが含まれる。
後半は、ラヴェルとプーランクの作品に続き、ガーシュウィンの「ポーギーとベス」に基づく幻想曲が演奏される。この5人の作曲家は、19世紀末から20世紀にかけて活躍し、互いに影響を与え合ったことで知られている。特にラヴェルがアメリカに渡った際にガーシュウィンと会ったことは有名だ。これにより、二人のトークを交えつつ、ピアノで描かれる華麗なメロディーを堪能できる。
公演の概要
公演名:Pianos’ Conversation 2025
日時:2025年11月3日(月・祝) 15:00開演
会場:Bunkamuraオーチャードホール
出演:阪田知樹、務川慧悟
料金:S席 7,500円、A席 6,000円、B席 4,500円(税込)
チケットは2025年6月21日から一般発売され、各種プレイガイドにて購入可能。売り切れる前にぜひ手に入れたいところだ。未就学児の入場はご遠慮いただく必要があるので、年齢制限についても注意が必要だ。
出演者プロフィール
阪田知樹(さかた ともき)
阪田は2016年にフランツ・リスト国際ピアノコンクールで第1位、2021年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールで第4位に輝くなど、その実力が認められている。世界各地で演奏活動を行っており、CDデビューも果たし、幅広いレパートリーを持つ。
阪田知樹の公式サイト
務川慧悟(むかわ けいご)
務川は2021年にエリザベート王妃国際音楽コンクールで第3位に入賞し、現在フランスを拠点に多方面で演奏を行っている。彼はバロックから現代音楽まで柔軟な演奏スタイルが好評で、古楽器での奏法研究にも取り組んでいる。
務川慧悟の公式サイト
この特別なデュオによる贅沢な音楽体験を、ぜひ見逃さないでほしい。 さらに詳細な情報は公式サイトをチェックしてみてほしい。