クラシック音楽が香りに!
新宿伊勢丹で特別な香水イベントが始まります。フレグランスメゾン「La Nuit parfum(ラニュイ パルファン)」から発表されるのは、ショパンの名曲「ピアノ協奏曲第1番」とラヴェルの「ラ・ヴァルス」をテーマにした2つのオードパルファンです。両作品は、クラシック音楽への新たなアプローチを示しており、音楽と香りが見事に融合しています。
ショパンの香り
「ショパン ピアノ協奏曲第1番 オードパルファン」は、2025年に行われるショパン国際ピアノコンクールに先立ち、ショパンの故郷ポーランドからの愛着を感じさせる香りを表現しています。この楽曲にこめられた万感の思い、煌びやかで栄華のある旋律は、イリスをキー香料に据えて、ジャスミンやサフランなども贅沢に使用されており、優雅な香りに仕上がっています。
振付は調香士の沙里が担当しており、そのインスピレーションは名ピアニスト、サンソン・フランソワの演奏に由来しています。初回生産分には、ピアニスト反田恭平のインタビューが特典として付いており、彼の思い出や曲への情熱が語られています。
ラヴェルの香り
一方、「ラ・ヴァルス オードパルファン」は2025年の同作生誕150年を記念するもの。フランスの作曲家モーリス・ラヴェルの作品をテーマにした香水で、ウィーンのワルツ文化が崩壊していく様を香りで描いています。調香はAOIROが担当しており、日本人とオーストリア人の二人が共作しています。馨しい香りはトップからミドル、ラストといった段階的な変化があり、そこで起こる香りの崩壊感が「ラ・ヴァルス」のテーマと重なります。
初回生産分には、ラヴェルを代表するピアニスト務川慧悟氏のインタビューもあり、彼著作の紹介を通して香水とワインの融合も提案しています。
香りと味覚の響宴
さらに、ショパンの香水に合わせた特別なタブレット・チョコレート「ショパン ピアノ協奏曲第1番 ショコラ」が伊勢丹新宿で限定発売されます。パティシエ平瀬祥子氏とのコラボレーションによるこのチョコレートは、ショパンの香るオードパルファンと共に楽しむことができるように設計されています。
新宿伊勢丹では、香水とチョコレートのペアリングを楽しむ試香・試食会も実施予定で、音楽と香り、味覚の三位一体を体験できる貴重なチャンスです。これらのイベントは10月8日から13日まで開催されますので、この機会をお見逃しなく!
La Nuit parfumについて
「La Nuit parfum」は2021年に始まったプロジェクトで、クラシック音楽を香りとして具現化することを目指しています。「肌で聴く名曲」をコンセプトにしたこのブランドは、音楽と香りが共に人の記憶に留まる儚いものであり、その美しさを楽しむことを追求しています。アンティークな香りと現代的な感覚が見事に調和し、これらの作品は官能とアートの世界を私たちにもたらしています。