首都圏ラジオ局が連携！「NO！闇バイトキャンペーン」始動

首都圏ラジオ局が結集した「NO！闇バイトキャンペーン」

2025年7月2日より、首都圏の主要ラジオ局6局が連携し、社会問題である「闇バイト」に立ち向かう共同キャンペーン「NO！闇バイトキャンペーン」が始まります。参加するラジオ局は、株式会社ＴＢＳラジオ、株式会社文化放送、株式会社ニッポン放送、株式会社エフエム東京、株式会社J-WAVE、および株式会社InterFM897です。このキャンペーンは、綜合警備保障株式会社（ＡＬＳＯＫ）の協賛を受け、社会的な責任を自覚して推進されます。

キャンペーンの背景

近年、SNSを利用した「闇バイト」が拡大し続け、特に若年層がそのターゲットとなっています。「高収入」や「簡単な仕事」といった魅力的な文句で勧誘される若者たちが、知らず知らずのうちに特殊詐欺や強盗の犯罪に巻き込まれています。より危険なことに、SNSを介して応募することで個人情報を握られ、逃げ出せなくなるケースが多数報告されています。こうした状況を受け、若者だけでなく、高齢者も被害に遭いがちな「闇バイト」に対して、幅広い世代に注意喚起を促すことが欠かせません。

キャンペーン概要

この「NO！闇バイトキャンペーン」は、2025年7月2日（水）から9月30日（火）までの予定で実施されます。この取り組みの一環として、ラジオ局6社は統一したCMを制作し、それぞれの局で放送します。各局の代表者がアンバサダーとなり、リスナーに向けてメッセージを伝えます。

さらに、公式SNSやWEBサイトを利用した情報発信を行い、ラジオと連携したマルチメディア展開を目指します。これにより、より多くの人々に「闇バイト」の危険性を周知し、意識を高めていきます。

社会的意義

本キャンペーンは、メディアが果たすべき重要な責任を意識した取り組みです。競争相手を超えて連携することで、より大きな社会的インパクトを生み出し、闇バイト撲滅に向けた社会全体の意識向上を図ります。特に、リスナーとの距離が近いラジオメディアを活用し、若者に寄り添いながら「あなたの家が狙われるリスク」と「大切な家族が巻き込まれる危険性」について正しい情報を伝えます。これにより、犯罪に巻き込まれる前の予防策が期待されます。