デジタルアニメスタジオであるQzil.la株式会社が、Azukiのアニメアンソロジーシリーズ『Enter The Garden』のエピソード2「Fractured Reflections - 楕円曲線上のセカイ-」を公開しました。この作品は、前作の「The Waiting Man -待つ男-」が全世界で700万回以上の視聴を記録したことを受けたもので、これからの展開がますます期待されます。
今回のエピソードは、髙津幸央氏が監督を務め、中澤一登氏によるキャラクターデザインが施されています。物語は、高層ビルが並ぶ賑やかな街「アレー」で描かれ、主人公シャオと彼女の姉ライザンとの関係がテーマとなっています。シャオは姉が失踪した後、残された刀を手に探索を続けていますが、時が経つにつれ姉の足取りを見失っています。このようにして、彼女は街の奥深く、新たな世界への扉である「ガーデン」へと導かれるのです。
エピソード2では、シャオとライザンの感情の変化が主なポイントとなっており、監督の髙津氏はこの変化によって画面の色調やリズム、音楽といった要素も変化していくことに重きを置いています。この一連の変化を通じて、観衆は姉妹の物語の深部をより強く感じ取ることができるとのことです。
髙津監督は、プロジェクトに参加してくれた多くのスタッフの協力に感謝を述べており、先進的なNFTアートのコンテンツとしてのアニメ表現の可能性を見いだした喜びも表しています。これに対して、AzukiのCEOであるAlex Xは、エピソード2がアートとテクノロジーの融合を象徴する作品であるとし、まだ見られないような表現がこの映像に詰め込まれていることに驚きを隠せない様子です。
さらに、Qzil.laのCEO福留俊氏も、これから始まる新たなアニメ表現の可能性について触れ、今後の展開にも期待を寄せていることを述べています。
この作品においては、制作スタッフの名も際立っており、クリエイティブプロデューサーの谷口悟朗氏をはじめ、監督の髙津氏、キャラクターデザインの中澤氏などにより、十分な意義と深さを持つ映像に仕上がっています。音楽もNOBUYA/MASAHIKO(ROTTENGRAFFTY)とMaL(Hoodish Recordings)の手によるもので、アニメの世界観をサポートする重要な要素となっております。
このようにして、アニメ『Enter The Garden』エピソード2は、高い期待を背負ってスタートを切りました。今後もこのシリーズは、アートやデジタル技術を駆使しながら、視聴者に新たな体験を提供し続けることが予想されます。公式サイトやSNSでも続報をお楽しみに。