PERSONZのワンダーランド
2025-10-02 19:45:51

PERSONZ、41周年を祝うツアーファイナルで不思議の世界を表現!

PERSONZ、41周年を祝うツアーファイナルで不思議の国を表現!



今年、結成41周年を迎えたPERSONZが、6月にリリースした23作目のオリジナル・アルバム『WHAT A WONDER WONDERLAND』を引っ提げて、全15本のツアーを9月12日に東京国際フォーラムCホールで締めくくりました。このアルバムのタイトルは、直訳すれば「なんて素敵なワンダーランド!」。従来からドリーミーな世界観を展開してきたPERSONZは、今回は「不思議の国のアリス」や「オズの魔法使い」、「眠れる森の美女」をテーマにした楽曲を盛り込み、視覚的な演出を駆使し、観客を唯一無二のワンダーランドへと誘いました。

会場が暗転すると、アルバムのオープニング曲「ADVENTURE」のイントロが流れ、さっそく『WHAT A WONDER WONDERLAND』の世界が広がります。背景幕は緋色で豪華にドレープされ、赤と黒のトランプ柄の柱が目を引き、メンバーの衣装もアルバムのブックレットそのまま。JILLが「ウェルカム トゥ ワンダーランド!」と叫ぶと、大歓声が上がります。1曲目は、「WONDERLAND」。JILLはB5サイズのトランプカードを客席へ投げ入れ、運よくキャッチしたファンたちは嬉しそうにカードを掲げます。明るいライトが舞台を照らす2曲目「SLEEPING BEAUTY」では、楽器チームのメンバーも笑顔を浮かべ、楽しそうに演奏します。JILLもトレーンを引きずるように回り、激しく頭を振るその姿は、観客を魅了しました。

また、「ROCK MY HEART」は近未来的なデジタルノイズから始まり、カウベルのビートが気持ちを高揚させるロックナンバー。JILLはエレキギターを模したカラフルなバルーンを手に登場し、ギターソロでは本田毅(G)と背中合わせになって華麗なパフォーマンスを繰り広げます。「BE HAPPY」では、観客とJILLが交互にサビを歌い、場内は圧倒的な一体感に包まれます。この盛り上がりには、10代の若者もアラ還と思われるファンも、みんながひとつになって楽しめている様子が見られました。

一旦、観客が席に着くとメンバーそれぞれが感謝のメッセージを伝えます。本田は「テーマ性のあるアルバムで、ライブでもその魅力が見えたと思います。ゆっくり楽しんでください。」と語り、藤田は「60代になってもタフに活動しています。」と笑いを交える。そして、渡邉は盲腸になったエピソードを明かしつつも最後までやり切ったことを報告。JILLは、昨年の40周年の勢いを受け継ぎながら「新作は不思議の国のアリスをモチーフにしていて、もっと見たことのない世界を提供します。」とアルバムのコンセプトを説明しました。

続いて「BLUE ROSES」では、青い薔薇の歌詞に込めた願いを語り、JILLが青いライトで照らされながら歌います。彼女は「366日が誰かの誕生日かもしれない」と思いを馳せる「HAPPY UNBIRTHDAY」では、夢のような雰囲気を漂わせ、観客もその情景に引き込まれます。「MOMENTS」では、それぞれの観客が人生の主人公であることを語り、歌詞の意味が心に響きます。

ライブは後半に突入し、楽器チームの華やかなジャム演奏に客席は再び活気づき、藤田が手拍子で観客を盛り上げます。「東京タワーであいましょう」では、観客と一を成したリズムで盛り上がり、JILLも観客と楽しそうに声を合わせて進行します。「HALLELUJAH」では、アカペラの美しさが際立ち、JILLの声は聴衆を惹きつけました。

本編のラストは、楽器演奏の力強さがビンビンに伝わる「MAYBE CRAZEE-I Love You-」や、「CAN’T STOP THE LOVE」などハイテンションなナンバー。JILLは地球儀のバルーンを持ち上げ、客席を盛り上げながらのパフォーマンス。他にも「7COLORS」では、ステージがレインボーカラーに染まり、観客との一体感を再び演出しました。

そしてアンコールでは、メンバー全員がこのツアーを振り返り、意味深な言葉を残します。「来年は47都道府県を回る計画があり、さらに新しい地を訪れたい。」と意気込みを語りました。

新曲「THAT’S MY TREASURE」や、初期の代表曲「Freedom World」が続き、JILLの情熱的な演奏は観客を熱狂させました。そして最後の「DEAR FRIENDS」では会場全体が一つになって歌い上げる光景は、まさに感動的なエンディングでした。

本当に素晴らしい夜だったPERSONZのライブ。これからの活動に期待が高まります。


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