TASCAM SonicviewがV2.2アップデート！柔軟性と操作性向上

TASCAM Sonicviewシリーズ V2.2アプデート

TASCAMが手掛けるデジタルミキサーシリーズ『TASCAM Sonicview 24』と『TASCAM Sonicview 16』が、待望のファームウェアV2.2をリリースしました。このアップデートは、放送局やライブサウンドエンターテインメントなど多彩な現場で高い評価を得ているSonicviewシリーズにさらなる機能を追加し、使い勝手向上を図るものです。

Ember+プロトコルの公開

V2.2の目玉機能の一つが、Ember+による外部制御プロトコルの公開です。これにより、ユーザーはほぼすべてのファンクションをリモートで操作できるようになります。この新機能は、放送業務や設備用途におけるリモート制御の柔軟性を高め、今後は『Mixing Station』アプリとの連携も予定されています。これにより、iOSやAndroidデバイスを使用して、ステージ上の演奏者が自分のモニターミックスを簡単に調整できるようになるでしょう。

視認性と操作性を向上させたルーティングマトリクス画面

新たに追加されたルーティングマトリクス画面は、すべてのチャンネルや入出力ポートのアサイン設定を迅速に確認・設定できるため、視認性と操作性が大幅に向上しました。これにより、現場での作業効率が格段に向上します。

Port to Portダイレクトルーティング

V2.2に搭載されたPort to Portダイレクトルーティング機能では、24組のInput Portを直接Output Portにルーティング可能です。この機能は、単なるミキシングコンソールとしてだけでなく、フォーマットコンバーターや音声分配器としても活用できる大きな柔軟性を持っています。

拡張可能なユーザーキー

本体に用意された18個のユーザーキーボタンに加え、新たにユーザーキーエクステンション画面が追加されました。これにより、最大64個のユーザーキー設定が可能となり、リモートアプリ『TASCAM Sonicview Control』を使えば、iPadやPCからも操作ができるようになりました。

新機能について

さらに、ユーザーキーライブラリー機能の追加により、オペレーターや現場によって異なるユーザーキーの設定が保存・呼び出しできるようになりました。加えて、インプットソースA/B切替機能も新たに導入され、一つのチャンネルに二つの入力ソースをアサインし、スムーズに切り替えが可能です。

その他の重要なアップデート

アップデートにはその他にも、DCAスピルオーバー機能、バスアサインビュー画面、EQパラメーターの並び選択、Monitor Lock機能など、20を超える新機能が含まれています。これにより、Sonicviewシリーズの操作性とワークフローが大幅に改善され、放送やライブサウンド、常設設備など、様々な用途においての使い勝手が向上します。