一粒萬倍 A SEED：音楽監督・由有氏の受賞と新春特別公演の開催決定

一粒萬倍 A SEEDの新たな幕開け

和と洋が融合した新しい形の総合芸術舞台「一粒萬倍 A SEED」が、再び注目を集めています。音楽監督及び作曲家である由有氏が、第14回中島勝祐創作賞を受賞したことが発表され、これを記念して新春公演が決定しました。この舞台は、日本の伝統音楽や文化を現代的に再解釈し、観客に新たな芸術体験を提供することを目指しています。

受賞の意義と公演の詳細

「中島勝祐創作賞」は、日本の伝統音楽を革新した作曲家を顕彰するもので、由有氏はその受賞者としてふさわしい実績を持っています。彼は邦楽囃子方として活動をスタートし、独自のスタイルでの作曲や演奏で知られています。実際に、彼の楽曲は日本の伝統文化の発展に寄与しており、舞台芸術にも重要な役割を果たしています。

新春公演は、2026年1月10日に観世能楽堂（GINZA SIX）で行われ、続いて1月31日に愛媛県県民文化会館での上演も予定されています。これらの公演では、音楽、舞踊、そして生け花が織りなす日本の美を感じることができます。特に、子どもたちに向けた無料招待席も設けられるなど、次世代への文化の継承にも配慮されています。

一粒萬倍 A SEEDの特徴

「一粒萬倍 A SEED」は、日本の五穀豊穣をテーマにしたオリジナルエンターテイメントであり、古事記に基づいた日本の成り立ちや神々と五穀の恵みを伝えます。舞台は、音楽と舞踊、そして視覚芸術が絶妙に絡み合うことで、観客に強い印象を与えます。具体的には、邦楽と洋楽の生演奏や、伝統的な舞踊様式を現代の視点で融合させています。

子どもたちへの文化体験

今後の公演では、文化庁の支援によって子どもたちに「本物」の体験を提供する取り組みも進められます。観世能楽堂では272名、愛媛県では2443名の子どもたちを無料で招待し、日本文化を身近に感じながら経験できる環境を整えています。

海外展開への期待

また、この舞台の魅力は日本国内だけにとどまりません。松浦靖プロデューサーのもと、海外展開も視野に入れています。台湾やフランスでの公演も計画されており、日本文化の理解を深める取り組みが期待されています。これにより、世界中の観客に「いただきます」という感謝の心を届けることが目標であり、伝統文化の継承に貢献する動きが高まっています。