バロック音楽と能楽が出会う新たな試み
2026年1月24日、東京の宝生能楽堂で開催される「継 -つなぐ- vol.1」では、能楽とバロック音楽の融合という画期的な試みが行われます。このプロジェクトは、能楽書林の「書林アカデミー」と伝統文化交流協会の「DenBun能楽プロジェクト」が共催し、今後の表現の可能性を探る一環です。初回となる今回のテーマは「能とバロック~フォリア:狂気と祈り」です。
シテ方観世流の能楽師であり、今回のイベントの中心人物である梅若紀彰氏は、チェンバロ・ハープの西山まりえ氏、ヴァイオリンの崎谷直人氏と共にステージに立ちます。出演者たちは、バッハの「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 第5楽章 シャコンヌ」や、タルティーニの「ヴァイオリン・ソナタ〈悪魔のトリル〉」、コレッリの「ソナタ〈ラ・フォリア〉」など、バロック音楽の名曲を披露します。これらの作品は、能の舞や謡と組み合わせられ、一層神秘的な舞台を創り出します。
能と音楽の初対面
梅若紀彰氏は、記者会見で自らの音楽と能楽との関係について語りました。彼が初めてクラシック音楽で舞う機会を得たのは、まだ三十代の頃、他流の先生から「バッハで舞ってほしい」と依頼があったことがきっかけだったと振り返ります。彼にとってバッハの「シャコンヌ」は特別な曲であり、「人間の営みと神との交流を感じる」とし、古典音楽と能楽の相乗効果を強く訴えました。
紀彰氏は、舞と音楽の調和についても言及し、「囃子がバイオリンに変わっても同じ感覚で舞える」と述べ、能楽が持つ普遍性を強調しました。彼の言葉はこのLIVEの独自性を裏付けるものであり、自身の挑戦に対する意気込みが伝わってきました。
出演者の魅力
梅若紀彰氏(シテ方観世流能楽師)は、昭和31年生まれ、重要無形文化財の総合指定保持者として知られています。古典能だけでなく、新作能や海外公演にも積極的に参加し、非常に多才な能楽師です。
西山まりえ氏は、チェンバロとバロックハープという2種の楽器を自在に操り、世界的に評価されています。彼女は多数の音楽祭に参加し、録音も行い、教育活動にも注力しています。
崎谷直人氏は若手ながら経歴が豊かで、数々の国際コンクールで入賞を果たし、現在も幅広い音楽活動を展開しています。
チケットと詳細
「継 -つなぐ- vol.1」は宝生能楽堂での開催となり、開場は13時、開演は14時です。チケットは、SS席10,000円、S席9,000円、A席8,000円、B席7,000円(税込)で、現在カンフェティで販売中です。ぜひチケットを手に入れて、この革新的な舞台を体験してみてください。
公式サイトやチケット情報は以下のリンクから確認できます。
公式ホームページ
カンフェティ
来るべき2026年を楽しみに、能楽とバロック音楽の魅力に触れる貴重な体験をお見逃しなく。