新たな視点で人権問題を学ぶ『ポッシボの学校』の開講
一般社団法人El Sistema Connectが、2025年4月から『ポッシボの学校』という新しい取り組みをスタートします。このプログラムは、ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)という人権の視点を身近な問題として捉えなおし、クリエイティブな学びを通じて新たな可能性を見出すことを目的としています。
ポッシボとは?
『ポッシボ』は、ホワイトハンドコーラスNIPPONによる絵本『ミルとキクとポッシボ』に登場するキャラクターで、ホワイトライオンの姿を持つ神様です。彼の口癖は「できるかどうかじゃない、やりたいかどうかだ」。その言葉は、私たちが行動を起こすための勇気を与えてくれます。ポッシボは、当校の校長先生となり、多くの人々に新たな視点をもたらします。
2つのコース
『ポッシボの学校』では、2025年度に2種類のコースが開講され、それぞれ手話通訳を含む情報保証が行われます。
1. 講義コース
このコースでは、各分野で活躍する講師陣が招待され、参加者はイノベーションを生み出すための力を養います。第1期のテーマは「あなたの『枠』を壊す、想像と創造のチカラを養成する」です。
- - 対象: 企業のDEI担当者、音楽教育関係者、福祉関係者など
- - 回数: 全12回で、特別ゲストが毎回参加
- - 講師: 松林果林氏、木村潤平氏、鈴木款氏など(詳細は公式ページにて)
- - 時間: 毎週第4火曜日20:00~21:30(Q&A含む)
- - 形式: オンライン講座(Zoom使用、アーカイブあり)
- - 受講料: 年間パス30,000円、各回スポット受講3,900円
初回はトライアルで無料です。詳細は
こちらのリンクからお申込みください。
2. ゼミコース
このコースでは、多様な子どもたちと接することに関心のある方々を対象としたコミュニティを形成します。
- - 対象: 子育て中の家庭や教育に関わる方
- - 時間: 月2回のオンライン開催(20:00~21:00)
- - 内容: プチ講座と茶話会、手歌の習得(手話解説あり)
- - 会費: 月3,000円
開催スケジュールやテーマなどの詳細はSNSで随時発信されます。詳細は
こちらのリンクからご確認ください。
ホワイトハンドコーラスNIPPONについて
ホワイトハンドコーラスNIPPONは、全ての子どもたちが開かれた環境で歌うことを目指すインクルーシブな合唱団です。障がいの有無に関係なく、参加者は無料で活動することができ、音楽教育を受ける権利を保障されています。その理念は、南米ベネズエラ発の音楽教育活動「エルシステマ」にもとづいています。
この合唱団では、手話の表現による「手歌」や声隊によるパフォーマンスを通じて、芸術を共に創造する楽しさを共有しています。2023年には『キッズデザイン賞』を受賞、更に国際的な受賞歴もあります。
最後に
『ポッシボの学校』は、DEIを学びながら、新たな可能性を見出し、アクションに移すコミュニティとなることでしょう。音楽を通じたインクルージョンの未来を一緒につくり出しませんか?