福岡の屋台文化と最先端技術が融合した立体音響体験
福岡の博多屋台で新たな音楽体験が誕生しました。シーイヤー株式会社が開発した最先端立体音響Bluetoothスピーカー「Cear pavé」と、福岡中洲の屋台「繋々(つなつな)」とのコラボレーションによって、今までにない音響環境が実現しました。2025年3月31日にはこの新しい屋台が訪れる人々を迎え入れるために準備が整いました。
世界初の立体音響屋台
「Cear pavé」を使った立体音響屋台は、音楽を楽しみながらも会話がスムーズに行える魅力的な環境を提供します。この革新的な技術は、「空間に音が生まれる」というコンセプトのもと、スピーカーから直接音が聞こえないため、自然で疲れにくい音の体験を提供します。この臨場感は、普通の屋台では味わえない特別なものと言えるでしょう。
このプロジェクトは2023年に行われたクラウドファンディングを通じて実現しました。2億円を超える支援金を集め、シーイヤーは一般販売をスタートしました。この成功を受けて、キッチンカーや屋台のような移動する店舗でも高品質な音響を楽しめるよう今後も展開していく予定です。
簡単に設置できる音響システム
「Cear pavé」のスピーカーは約10cmのコンパクトなサイズで、設営も非常に簡単です。バッテリー駆動で配線が不要なため、移動中の屋台でもスムーズに取り扱えます。訪れたお客様は、目の前にアーティストがいるかのような臨場感や、従来のスピーカーでは聞こえなかった細かな音色を楽しむことができます。
お客様の声によれば、さまざまな方向から音が聞こえてくることで、体験がより豊かになったとのこと。映画の主題歌を流すと、まるでその世界に引き込まれるような感覚を得られるという意見も。これによって、音楽の持つ力を再認識させられます。
スピーカーの技術的側面
「Cear pavé」は独自の「Cear Field」技術を用いてステレオ音源をリアルタイムで分析し、立体音響を実現しています。また、Bluetooth®LE Audio Auracast™の機能を搭載しており、複数台のスピーカーを同時に接続することができます。この機能により、個々のリスナーが異なる場所で立体音響を楽しむことが可能です。
繋々(つなつな)の魅力
福岡中洲にある屋台「繋々」は、新鮮な和牛もつ焼きやもつ煮込みなど地元の食材を使った料理が楽しめるお店です。「繋々」という名前には、人と人との「繋がり」を大切にしたいという思いが込められています。このアットホームな雰囲気が、屋台初心者のお客様にも安心感を与えます。
定期的に別店舗のフードメニューを招致したpopupイベントや、DJを用いたBGMが流れるなど、これまでの屋台の枠を超えた新しい形を模索しています。訪問者は、食と音楽の融合を体験できる機会を楽しむことができるのです。
未来への展望
シーイヤー株式会社は、「技術で楽しさを創造する」をモットーに、今後も最新技術を利用してより多くの人々に音の楽しさを提供することを目指しています。個人利用から公共の施設における音の価値を高めることを通じて、皆さまに「楽しい」と感じていただける体験を提供していきます。福岡の屋台文化が、最先端技術と融合することで、更なる進化を遂げていくことに期待が高まります。