日本のアニメソングが海外で盛況!外国人カラオケランキングを分析
株式会社エクシングが展開するカラオケブランド、JOYSOUNDが発表した「外国人が歌っているカラオケランキング」が注目を集めている。このランキングは、2024年の訪日外国人旅行者数が過去最高を記録する中で発表され、アニメソングの圧倒的な人気が浮き彫りとなった。
アニソンの強さ
ランキングの中で最も耳を引いたのは、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」が総合ランキング2位に輝いたことだ。この楽曲は日本ではカラオケの定番として知られ、世界中のアニメファンにとっても特別な存在である。カラオケという形で、この曲に親しむ外国人が多いのは、アニソンの影響力の大きさを物語っている。
また、13位にはアニメ『【推しの子】』の主題歌「アイドル」がランクインしており、アニメのブームとともに、SNSなどを通じてその人気がさらに広まっている。続く14位には米津玄師の「Lemon」が入っており、こちらも日本音楽シーンの代表曲の一つとして国際的な支持を受けている。
アニメソングの多様性
特に印象的なのは、外国人が歌う日本の曲ランキングTOP30のうち、なんと20曲がアニメソングで占められていることだ。アニメは世代を超えて多くのファンを抱える文化的な現象であり、古典から最新作まで、様々な作品の楽曲が愛されている。この現象は、カラオケという場においても多様な楽しみ方を提供している。
さらに、歌唱中に映像コンテンツを視聴できる機能も、多くの外国人旅行者にとって新たな魅力の一つとなっている。カラオケで歌うだけでなく、アニメの映像を観ながら楽曲を楽しむことができるのは、特別な体験となるだろう。
カラオケの楽しみ方
JOYSOUNDは、外国語が話せないユーザーでもカラオケを楽しめるように、歌詞上にローマ字ルビの表示機能を搭載している。これにより、日本語が読めない外国人でも、歌いたい曲を簡単に楽しむことができる。「JOYSOUND CHANNEL」では、無料でローマ字カラオケの映像も配信しており、アニソンを歌うための絶好の環境が整っている。
日本文化としてのカラオケ
カラオケは日本の文化を象徴するエンターテインメントの一つであり、エクシングはその魅力を海外に広めるべく活動を続けている。特設ページでは、日本のカラオケ店舗についての情報を5言語で提供し、初めて利用する外国人旅行者でも安心して楽しめるような工夫が施されている。また、台湾向けのInstagramアカウントでは、カラオケ体験を動画で紹介し、さらに多くの人々にカラオケの魅力を伝えようとしている。
このようなJOYSOUNDの取り組みを通じて、日本のカラオケ文化はますます世界で愛される存在になることが期待される。カラオケを通じて、異なる文化背景を持つ人々が共通の楽しみを見出し、新たなつながりを生むことができる。今後の展開にも大いに注目したい。
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