氷川きよし、2026年に選ぶ演歌の必然
氷川きよしが2025年を振り返り、音楽シーンでの多彩な活動について思いを語った。その中で彼は、2026年に向けて演歌を選んだ理由が「演歌を待っている人がいる」からだと語る。これは彼の心の中で温かく響くメッセージでもある。
2024年には彼がシーンに復活し、全国ツアーやフェスティバルへの出演が続いた。その後、「24時間テレビ」ではチャリティー・パートナーを務め、さらにはラジオ番組のスタートを果たした。そして、2025年の紅白歌合戦で能動的なパフォーマンスを見せるなど、まさに多才な活躍を展開してきた。氷川は「楽しかった」と述べ、その活動を通じて、自身がレールを敷き直す感覚を持ったことを実感した。
ジャンルを超えた音楽的挑戦
彼は多様なジャンルに挑戦してきた中で、2025年には「Party of Monsters」をリリースし、かなりの反響を呼び起こした。さらには、松本隆作詞の「白睡蓮」を発表し、J-POPシーンを盛り上げた。これらの活動は、日本音楽界に新たな風を吹き込むことにつながった。
そして2026年、氷川が選んだ音楽のスタイルは演歌だった。この選択には、ただの原点回帰ではなく、現代社会に対する深いメッセージが詰め込まれている。新曲「ほど酔い酒」は、温もりや希望を感じさせる詞が特徴で、特にサビの「許しましょう」という言葉には、不寛容なネット社会への強烈なメッセージが隠されている。
気遣いのある言葉で構成された歌詞は、作詞家・岸快生との初のコラボレーションによって生まれたものである。氷川は、この曲が多くの人に届くよう願っている。彼は「許しましょう」というフレーズに込められた思いを通じて、リスナーにお互いを尊重することの重要さを伝えたいと考えている。
師匠との再会と新たな挑戦
さらに、この楽曲のメロディを担当するのは、彼の師匠である水森英夫。彼との30年以上の付き合いは、氷川の音楽キャリアを支えてきた。この新作では、敢えてキーを少し下げるという工夫も見られ、本人の成長を実感させる作品になっている。氷川は、声の変化と共に成長した彼自身をしっかりと受け止める姿勢を見せている。
加えて、カップリング曲『玄海魂』では、彼自身が歌詞や作曲を手がけ、個人のルーツである福岡への感謝の気持ちを表現している。故郷への恩返しの気持ちが強く反映されたこの曲も、多くのファンに響くことだろう。
将来へ向けた展望
氷川きよしは、2026年1月から4都市での劇場公演を予定している。この劇場公演では、彼の成長を感じさせるパフォーマンスが繰り広げられるだろう。将来的にはオール演歌のアルバム制作にも意欲を見せ、彼の多様な表現をさらに広げていく考えを示している。
氷川きよしは、演歌というジャンルを通じて自らのメッセージを伝え続ける一方で、KIINA.としての自由な表現にも力を注ぐ。この二つの翼が響き合う場所は、まさに「ゆるし」の音楽であり、我々に心の寛容さを教えてくれる。彼の楽曲が、私たちの複雑なリアリティを少しでも解きほぐしてくれることを願ってやまない。
作品情報
- - リリース日: 2026年1月28日(水)
- - タイトル: ほど酔い酒
- - 価格: ¥1,500(税抜価格 ¥1,364)
収録曲
- - M1. ほど酔い酒(作詩:岸快生、作曲:水森英夫、編曲:石倉重信)
- - M2. 玄海魂(作詞・作曲:氷川きよし、補作曲:水森英夫)
- - M3. 愛燦燦(作詩・作曲:小椋佳)他、各カラオケを収録
今回の新作や彼の活動は、今後の音楽シーンにおいても注目される要素となるだろう。氷川きよしというアーティストの未来にますます期待が高まる。