黒沢薫と中西アルノが語る音楽のルーツ、刺激的なセッションの裏側
音楽番組『Spicy Sessions』が進化を続ける中、MCの黒沢薫と中西アルノの成長と新たな出会いが注目されています。収録が行われたJ:COM浦安音楽ホールでは、ゲストに佐藤竹善や家入レオを迎え、それぞれの音楽の魅力を引き出すセッションが繰り広げられました。
音楽生き物としてのセッションの魅力
『Spicy Sessions』は、音楽の進化を観ることができる珍しいスタイルの音楽番組。黒沢と中西の2人が、観客の前で生きた音楽をともに作り上げていく様子が、大きな魅力です。このスタイルは、黒沢自身の音楽への情熱が込められたもので、彼とプロデューサーが音楽を“魅せる”ために話し合った結果生まれたものです。
スポンサーのカレーショップでの楽しい打ち合わせが、このプロジェクトの始まりでした。そこから生まれた「音楽は生き物」というコンセプトは、回を重ねるごとに進化しており、多くのアーティストにとっても重要な場となっています。
佐藤竹善とのセッション
2月に行われた収録では、佐藤竹善をゲストに迎え、SING LIKE TALKINGの代表曲「Spirit Of Love」が披露されました。黒沢と中西がクワイアとしてコーラスに参加し、曲にダイナミズムを加えていきました。黒沢は、学生時代からのファンである佐藤との共演を喜び、当時の思い出を語る場面もありました。
セッションのクライマックスは、3人でEaglesの「Hotel California」を歌ったときです。この曲は、通常のジャンル分類とは異なり、多様なスタイルが影響し合っていることを実感させます。音楽が持つ多面的な魅力を掘り下げて見せることで、『Spicy Sessions』の特色が際立っていました。
家入レオとの新たな挑戦
続いて3月の放送では、家入レオが登場しました。彼女の持つスパイスを活かしたエネルギッシュなパフォーマンスが、スタジオの雰囲気を一変させます。家入は収録に先立ってリハーサルをしっかり行い、スタッフともコミュニケーションを図ることで、スムーズな本番を迎えました。
『Spicy Sessions』の一環として、彼女と黒沢、中西が歌った「飾りじゃないのよ涙は」では、ハモりの準備段階でのやりとりが見どころでした。黒沢がオクターブを上げたり下げたりしながら歌い分ける様子は、観客を大いに楽しませました。
MCインタビューの醍醐味
収録後のMCインタビューでは、二人のリアルな感想が聞かれました。黒沢は、ホールでの収録がいつもとは異なる臨場感を生んだことを語り、中西は自らの音程を探る中で成長を感じたと述べました。お互いにとっても良い刺激となり、新たな音楽の構築に向けて挑戦する姿勢が垣間見えました。
中西が黒沢に新しいアーティストの曲を歌ってほしいとリクエストしたのに対し、黒沢は中西にもっと主体的な姿勢を求めていました。このような意見交換から、彼らの音楽制作に対する意気込みが伝わります。
最後に
『Spicy Sessions』は、ただの音楽番組ではなく、そこに生まれる熱や成長を伴った音楽のドキュメンタリーです。この番組が今後どのように進化していくのか、視聴者も共に楽しみながら見守っていくことができるでしょう。次の収録を待ち望み、音楽の楽しさを体感してみてください。