音で魅せる新たな空間体験 - サウンド・ブランディングの可能性
近年、視覚に偏りがちな日常の中で“聴覚に注目した空間の創造”が注目を集めています。音によりラグジュアリーな空間が作り上げられる時代がやってきました。アメリカ在住のサウンド・プロデューサー田中イクイ(Ikuyi Minat)が、この分野の先駆者として日本に新しい風を吹き込むべく、2025年7月20日(日)にトークイベントを開催します。
サウンド・ブランディングとは
サウンド・ブランディングは、ブランド体験を音で設計し、顧客が耳で感じる新たな価値を創出します。視覚や嗅覚だけではなく、聴覚にアプローチすることで、感情的なつながりを生み出す力を持つのです。視覚的情報に疲れた私たちにとって、音が新しい癒しを提供してくれる存在として浮上してきています。
イクイ・ミナトの音楽哲学
イクイ・ミナトは、音楽で“空間の設計”を手がける第一人者。彼女は、音楽を単なる背景音楽として捉えるのではなく、心地よい周波数やリズムを使ってリラクゼーションや集中力を促進するための手段としています。彼女の音楽哲学には「リズムは心の栄養」という考えが根付いており、音楽が人々に深い影響を与えることが科学的にも証明されています。
近年、多くの研究が音楽がどう人の感情や認知に作用するかを調査しています。聞こえる音楽がストレスを軽減することや、脳波に良い影響を与えることが明らかになっています。イクイ・ミナトはこうした知見を基に、音響的な設計を行い、人々の心に響く体験を提供しています。
トークイベントの詳細
このイベントでは、イクイ・ミナト自身がその音楽哲学と実践について語る貴重な機会です。参加者は、彼女のサウンドウェルネスを実際に体感できるワークショップが用意されています。心斎橋PARCO内のプレミアムラウンジにて、選ばれたゲストだけが体験できる非日常的な空間で、五感をフルに活用して自分自身の内なるグルーヴと出会う時間が提供されます。
イクイ・ミナトの経歴
彼女は30年以上音楽文化を探求し、国際的なステージでの経験を持つサウンド・アーティストです。680本以上の即興ライブを行い、音楽の力を用いてさまざまな文化を響き合わせる活動を展開しています。2024年にはニューヨークで注目のイベントに参加し、音楽とブランド体験の融合を実現させました。
彼女の音楽は、ただのエンタテインメントに留まらず、深いメッセージとともに聴く人の心に響きます。「人は違いで争うことはできず、違いが美しいと感じる生き物なのです」という彼女の言葉は、音楽が持つ力をまさに象徴しています。
まとめ
音楽の力は空間を刷新し、新たな体験価値を気づかせてくれます。人々の心を規定する聴覚の重要性を再認識し、サウンドブランディングの可能性に注目してみてはいかがでしょうか。7月20日のイベントは、その一歩を踏み出すための貴重な機会です。この機会をどうぞお見逃しなく。