ボカロ楽曲制作がもっと手軽に!ヤマハの新アプリ登場
音楽制作の新たなスタイルとして人気を博しているボカロ(VOCALOID)ですが、その制作がより簡単にできるアプリ『Mobile VOCALOID Editor』が、ヤマハからリリースされました。2015年に初めて登場したこのアプリが、2023年10月20日よりサブスクリプション版として提供されることとなりました。これにより、ユーザーはいつでもどこでもボカロ楽曲を楽しむことができるようになります。
サブスクリプションモデルのメリット
今回のサブスクリプション版は、660円(税込み)で月額利用が可能で、従来の買い切り版の煩わしさから解放され、気軽にボカロを体験できます。iPhoneまたはiPadを使用し、手のひらサイズでスタジオレベルの音楽制作を実現します。このアプリを利用すると、指先でメロディを入力し、歌詞を加えることで、簡単に本格的なボーカルパートを制作可能です。
AI技術が生み出す新たな歌声
また、『Mobile VOCALOID Editor』には新しい合成エンジン「VOCALOID:AI」が搭載されています。これにより、従来以上に自然で感情豊かな歌声を創出できるようになりました。今回のサブスクリプション版には特に注目されている新ボイスバンク「asa」が含まれており、その儚さと透明感が特長的です。従来ファンからも熱い支持を受ける「初音ミク」や「IA」など、多数のボイスバンクも利用可能です。
幅広いボイスバンクの選択肢
『Mobile VOCALOID Editor』には、40種類以上のキャラクターのボイスバンクが用意されており、これによりユーザーは多彩な楽曲制作が行えるようになっています。AI対応のボイスバンクも追加され、今後のバージョンアップにも期待が持てる状況です。ユーザーの創造力を刺激する内容となっています。
楽曲制作をサポートする機能
アプリ内ストアでは、追加ボイスバンクの購入が可能になっており、自分好みの音声で楽曲を製作できます。ボカロ制作に初挑戦する方々にとっても、各種ボイスバンクを試しながら楽曲を創作できる制作環境が整っています。さらに、公式サイトではメロディフレーズなどの素材も提供されており、SNS投稿向けの替え歌制作を楽しむこともできます。
発売記念イベントも開催
この新機能を体験すべく、ヤマハは10月25日と26日の2日間、「ボカロなんでも相談会」を開催。このイベントでは、開発チームが直接使用方法や導入の仕方についての質問に答え、さらに製品の展示も行います。参加は無料で、ボカロファンにとっては絶好のチャンスです。
まとめ
『Mobile VOCALOID Editor』サブスクリプション版は、ヤマハが手がけるボカロ楽曲制作を一層身近にする素晴らしいツールです。これからボカロ制作を始めたい方、再度挑戦しようと思っている方々にとっても最適な環境が整っています。ぜひこの新しいアプリを入手して、自分だけのオリジナル楽曲を制作してみてはいかがでしょうか。