押尾コータローの25周年記念ライブ、感動の幕開け!
2023年6月21日、東京国際フォーラムホールCで行われた「押尾コータロー 25th Anniversary Live Prologue “MY BEST”」。このライブは、アコースティックギタリスト押尾コータローのデビュー25周年を祝うもので、ファンにとって特別な意味を持つコンサートとなった。
押尾は2002年にメジャーデビューを果たし、25周年を迎えるにあたり、この記念のライブで自らの“MY BEST”な楽曲を披露することが事前にアナウンスされていた。
まず、押尾がステージに現れると、熱い拍手が会場を包み込む。トップバッターは『Legend ~時の英雄たち~』。オープンチューニングと独特のタッピング奏法を駆使し、アコースティックギターの一本からメロディー、ベース、さらにはドラムの音まで奏でる様子は圧巻だ。彼の技術力は、聴衆を目の前にしても色あせることはない。
続く楽曲も押尾の真骨頂で、『Departure』の爽快さ、『オアシス』の癒し、さらには『EDEN』の穏やかな音色に多くのファンが心を動かされていった。特に彼自身の人生の相棒とも言えるギターに感謝を込めて作られた『My Guitar, My Life』では、彼が自身の音楽人生を振り返り、未来への想いを語るような演奏が印象的だった。
アコースティックコーナーでは、グレーベンのギターから1920年代製のオールドギターに持ち替え、ギターとの不思議なコミュニケーションをユーモラスに表現した。新品と旧品の違いについて話し、観客は笑いと共にそのトークを楽しんでいた。哀愁漂う『黄昏』はまさに彼の人柄が反映された素晴らしいパフォーマンスだった。
さらに『Birthday』では、聴者一人ひとりに感謝し、温かいメッセージが込められた楽曲に、会場は感動に包まれた。演奏は後半に進み、『ボレロ』では静けさから一転し、まるでオーケストラを率いているかのような迫力が圧倒的な感動を与えてくれた。また、坂本龍一氏カバーの『Merry Christmas Mr.Lawrence』も披露され、観客の心を虜にした。
押尾は「ここからは皆さんが気合を入れる番です」と、観客を煽り、『Big Blue Ocean』に突入。コール&レスポンスで盛り上がり、押尾の呼び掛けに応える形で集まったファンたちが一体となって楽しむ様子は見逃せない光景だった。ロックナンバー『HARD RAIN』で会場は最高潮に達し、最後の『美しき人生』では、「皆さんが美しい人生でありますように」とメッセージを込めた。
さらにアンコールでは、サプライズゲストの未唯mieさんが登場し、押尾の大切なライブを祝福。特にピンク・レディー時代の名曲『UFO』とのコラボは大反響を呼び、観客は興奮を隠せなかった。また、来る8月26日に発売予定のニューアルバム「LOVE is All Around」より、新曲『Blue Flame』も初披露があり、25周年イヤーへの意気込みを感じさせる内容だった。
最後には『翼 〜you are the HERO〜』を披露し、「みんなもヒーローになれる」と力強いメッセージで締めくくった。押尾コータローの心に響く演奏は、アコースティックギター一台でこんなにも豊かな感情を引き出すことができるということを再確認させてくれるライブだった。未経験者もぜひ彼のパフォーマンスを体感してほしい。ライブ後、客席からは彼への拍手が鳴りやまなかった。
今後の全国ツアー「LOVE is All Around」にも期待が高まる中、この25周年イヤーの幕開けは大成功と言えるだろう。