ピコ太郎が贈る新たなメッセージ
シンガーソングライターのピコ太郎が、彼の代表曲『PPAP』の10周年を機に、子どもたちと共に「ラフ・ソング」プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、小児がんと向き合う子どもたちの声を集め、特別な曲を創り出すことを目的としています。
プロジェクトの背景
エイベックス・ヘルスケアエンパワー合同会社が主催するこの活動は、小児がん基金である一般社団法人Empower Childrenと連携しています。ここ数年、ピコ太郎は「LIVE EMPOWER CHILDREN」という小児がん治療支援チャリティーライヴに参加し、音楽を通じて子どもたちへエールを送ってきました。その中で、彼は小児がん患者の女の子との出会いを通じて、笑顔と音楽が人々に与える力を深く実感しました。
幅広い参加を求める
この「ラフ・ソング」プロジェクトでは、全国の小児がんと闘う子どもたち(0〜18歳)及びその兄弟姉妹から「うた」「声」「笑い声」「言葉」などを募集します。応募はスマホでの録音も可能で、集まった「声」が新曲のインスピレーションとなります。完成した楽曲は、ピコ太郎の公式YouTubeチャンネルや関連プロジェクトで発表される予定です。
ピコ太郎の思い
ピコ太郎は自身の活動について「喜んでもらいたい、楽しんでもらいたいという思いがエンターテインメントの基盤」と語っています。また、「病気に苦しむ子どもたちには特別に愛情を注ぎたい」とも話しており、このプロジェクトは単なる音楽創作ではなく、子どもたちとの深い絆を築くためのものと位置付けています。
応募の詳細
プロジェクトの応募期間は2025年11月1日から11月30日まで。参加者全員にはニックネームがThanksリストに掲載され、楽曲に採用された場合にはピコ太郎の直筆サイン色紙がプレゼントされます。これは、子どもたちが音楽を通じて自己表現をする貴重な機会となります。
「LIVE EMPOWER CHILDREN」について
「LIVE EMPOWER CHILDREN」は、小児がんと闘う子どもたちを音楽の力で元気づけることを目的としたチャリティーイベントです。この活動は2020年にスタートし、愛や支援を通じて子どもたちに希望を与える役割を果たしてきました。2025年からは病院での“出張ライブ”も行い、より近い距離で音楽を届ける新たな方式を推進します。
終わりに
ピコ太郎の「ラフ・ソング」プロジェクトは、単なる音楽制作にとどまらず、子どもたちとの対話や交流を通じて新しい「笑顔」を生み出していくものです。音楽という力が、未来を担う子どもたちにどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目が集まります。