八王子の魅力をつなぐアート！縫偶獣ハチオウゲン展の詳細

八王子芸術祭2023の目玉作品、縫偶獣ハチオウゲン

八王子市で開催される芸術祭、八王子芸術祭2023に、注目のアート作品「縫偶獣ハチオウゲン」が登場します。この作品を手掛けたのは、ぬいぐるみ作りのアーティスト真田平塚氏。彼は、八王子の歴史や自然をテーマに、さまざまな素材を用いて斬新な作品を制作しています。

縫偶獣ハチオウゲンの特徴

「縫偶獣ハチオウゲン」は、八王子の伝説や歴史を表現するために、特に注目されているキメラぬいぐるみです。この作品には、牛頭天王の力を象徴する頭部、桑都の記憶を纏う腹部、そして八王子の大地を象徴する下半身が組み合わさっています。このように、すべてのパーツが八王子という街の essense を形作っているのです。

制作背景

平塚響氏は、1999年に宮城県で生まれ、東京造形大学のテキスタイルデザインを専攻して卒業しました。彼の作品は、古着や廃布などの素材を用いたもので、粗い手縫いで個性的なぬいぐるみやキャラクターを生み出しています。選ばれる素材には、それぞれの歴史が刻まれており、こうした背景も作品に温かさや独自の雰囲気を与えています。

彼はまた、自主映画での特殊造形や着ぐるみ制作も行っていて、廃材や手仕事を通じて「異形」を形成することで、人と物との関係性を問い直す試みにも取り組んでいます。

八王子芸術祭の開催概要

「縫偶獣ハチオウゲン」は、八王子芸術祭の一環として展示されます。この芸術祭では、地域の歴史、文化、自然をテーマにしたアート作品が旧工場跡や古民家、屋外施設など、さまざまな場で展開されます。

開催期間と場所

- 日程：2023年11月8日（水）〜12月7日（木）
- 時間：10時から17時まで（定休日：水曜日）
- 会場：八王子市中野上町2丁目21−5、織物工場跡

未来への旅

八王子芸術祭では、美術、音楽、演劇といった多様なプログラムが用意されており、来場者は「旅人」としてこの美しい街の魅力に触れることができます。また、ワークショップやトーク、パフォーマンスなどもあり、アートと地域との結びつきを強調する「マチイロProject」など、さまざまな取り組みが行われています。

この芸術祭は、歴史と現代が織り交ざる中で、新たな物語を紡ぐきっかけとなることでしょう。あなたも八王子の風景や時間に触れ、アートが持つ魅力を体験しに来てはいかがでしょうか。