邦楽の新たな魅力
2025-11-21 18:06:33

横浜みなとみらいホールで邦楽の新たな魅力が花開く!

横浜みなとみらいホールで新たな邦楽の魅力が広がる



2026年3月14日、横浜みなとみらいホールにて、三味線奏者・本條秀慈郎が登場する「Just Composed in Yokohama」が開催されます。この企画は、日本の音楽と文化を未来に引き継ぐ重要なイベントであり、今年のテーマである「音の精神」を基に、日本の伝統音楽がどのように現代に呼応するのかを探求します。さらに、邦楽奏者だけによる公演が初めて行われるため、これまでとは異なる新たな体験が期待されています。

日本の音楽を継承する意義



本シリーズは1999年から続くもので、横浜市が1977年から展開してきた「日本の作曲家シリーズ」を受け継いでいます。このシリーズでは、気鋭の作曲家による新作の委嘱と共に、過去の作品の再演を行うことで、同時代音楽がどのように発展していくかを模索しています。2026年度シリーズでは、三味線を中心としたアンサンブルが、ジャンルを超えた柔軟なアプローチで日本の音楽の新たな可能性を示します。

本條秀慈郎による新たな試み



本條秀慈郎は、三味線の新しい可能性を追求する若手の才能です。彼の音楽には、伝統的な音楽の枠を超えた様々なジャンルとの融合が見られます。この公演では、酒井健治や北爪道夫といった日本の作曲家によるハイブリッドな作品を取り上げ、三味線を核とした多様な編成で演奏します。演奏形態としては、ソロからデュオ、トリオ、四重奏と変化しながら、日本独自の精神性を伝えます。

彼が特に注目しているのは、現代の作曲家による新作の初演と、過去の名作の再演です。特に、岸野末利加が手がけた新作の演奏は、その斬新さや音楽的探求を体感できる貴重な機会となります。

繋がる音楽の輪



さらに、今回の公演では「J-TRAD Ensemble MAHOROBA」と呼ばれるアンサンブルが結成され、秀慈郎を含む多様な邦楽奏者が参加します。このアンサンブルは、現代音楽と伝統音楽の双方をアプローチすることで、新たな響きを生み出すことを目指しています。また、再演される藤家渓子の《風神》は、1994年度の委嘱作品であり、秀慈郎の手によって新たな形に生まれ変わります。

イベントの詳細



  • - イベント名: Just Composed 2026 in Yokohama ―現代作曲家シリーズ―
  • - テーマ: 日本音楽のハイブリッド ポート
  • - 開催日: 令和8年3月14日(土) 15:00開演
  • - 会場: 横浜みなとみらいホール 小ホール
  • - 出演者: J-TRAD Ensemble MAHOROBA (本條秀慈郎、川村葵山、木村麻耶、堅田喜三郎)
  • - 委嘱作曲家: 岸野末利加
  • - 料金: 全席指定 3,000円
65歳以上または障がい者2,800円、大学生1,500円、高校生以下1,200円。

音楽の未来と歴史が交差するこの公演では、参加者自身がその新たな試みに触れ、踊り、共鳴する体験を味わうことでしょう。特に、レクチャーイベントも企画されており、白石美雪による解説が行われるので、それに参加すれば、より深く公演内容を理解する手助けとなるでしょう。音楽の神秘を体感しに、ぜひ横浜へ足を運んでください。


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