坂本龍一、音楽と共に歩んだ人生を振り返る自伝の英語版が出版
日本の音楽界の巨星、坂本龍一氏の自伝が新たに英語で発表されることが決まりました。2026年9月22日、アメリカではHarperViaから、イギリスではWilliam Collinsから、タイトルは『Music Sets You Free』として刊行されます。この一冊には、坂本自身の言葉で語られる音楽への想いと、彼が生きた歩みが詰まっています。
坂本龍一氏の著書『音楽は自由にする』は、彼の音楽に対する熱い情熱を生々しく伝えています。彼の人生のさまざまな瞬間、父の影響や高校での活動、YMO結成時の熱狂的な日々、映画音楽の受賞歴等、様々な出来事が盛り込まれています。特に、坂本氏が音楽を通じて得た喜びや苦悩は、多くの人々に共感を呼ぶことでしょう。
さらに、『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』では、彼の最晩年とそこに至る哲学が描かれています。創作活動の背後にある考え方や、社会運動へのかかわり、そして大切な家族への思いなど、坂本が生きた証としてのメッセージが溢れています。この書は、彼が体験した苦しみや喜び、そして彼自身の死を直視した言葉を通じて、未来へ向けた希望も感じられます。
彼の死後も、坂本龍一氏の音楽や言葉は、多くの人々の心に生き続けています。巻末には、彼の盟友である鈴木正文氏による新たな原稿が収められています。坂本氏と深い関わりを持っていた鈴木氏がどのように彼を語り継いでいくのか、非常に興味深いです。
翻訳者の紹介
訳者であるサム・ベット氏は、日本文学の深い理解を基に彼の作品を手がけています。1986年生まれの氏は、数々の名作を英訳し、自身の名も広めてきました。坂本氏の意図や感情をどのように英語で表現するかが注目されます。
坂本龍一氏のプロフィール
坂本龍一氏は1952年1月17日、東京で生まれました。東京藝術大学で学んだ後、1978年にソロデビューし、YMOの結成に関わることで音楽界に革命をもたらしました。彼の作る音楽はあらゆるジャンルを超え、多大な影響を与えました。映画音楽でも数々の賞を受賞し、環境活動や地域の子供たちへの支援を行うなど、多岐にわたって活躍し続けました。
坂本氏は2023年3月28日に71歳でこの世を去りましたが、その音楽、思想、行動は私たちに多くのことを教えてくれています。これからも、彼の言葉を通じて世界に伝えていくことの重要性を感じます。『Music Sets You Free』というタイトルには、音楽が持つ力や自由さが凝縮されているのではないでしょうか。坂本龍一の生きた証が、未来へ繋がることを願ってやみません。