生きがい実態調査
2025-05-19 18:34:46

生きがい実態調査が明らかにする、私たちの心の豊かさとは

生きがい実態調査が明らかにした現代人の心の豊かさ



ソニー生命保険株式会社が、全国の10代から70代を対象に行った生きがい実態調査の結果が発表されました。調査期間は2025年4月1日から4月4日の4日間で、対象者は1,400名に上ります。この調査では、現代人がどのような瞬間に生きがいを感じているのか、また生きがいを継続するために何を大切にしているのかが詳細に分かりました。

生きがいの重要性と実態


調査によれば、93%の人が「生きがいを感じる瞬間は人生において重要だ」と回答しています。しかしながら、実際に生きがいを感じていると答えたのは61.1%にとどまり、約4割の人が生きがいを実感できていないとする結果が出ました。年齢別では、10代の74%が生きがいを「ある」と感じる一方、40代では51.5%に減少し、年齢が上がるにつれて生きがいの実感が薄れる傾向がうかがえます。

生きがいを感じる瞬間のTOP3


生きがいを感じる瞬間に関しては、「美味しいものを食べる」(47.4%)、「旅行」(46.0%)、そして「温泉などのリラクゼーション」(25.4%)が上位を占めました。この結果は、日常生活の中で心がリフレッシュされる瞬間が重要であることを示しています。

特に10代に関しては、「美味しいものを食べているとき」が1位にランクインし、次に「推し活をしているとき」が続いています。若い世代にとって、SNSや好きなアーティストの活動が生きがいに直結していることが明らかになりました。男性と女性であっても、「旅行」と「美味しいもの」を食べる瞬間に関する評価が異なり、男性はより冒険的な活動に生きがいを見出しているのに対し、女性は身近な体験を重視する傾向が見られます。

生きがいを継続するための心得


生きがいを「ある」と答えた人々に、継続していることを尋ねた結果、「金銭的に無理をしない」(34.7%)、「体力的に無理をしない」(28.9%)、さらには「睡眠をしっかりとる」(26.0%)が上位に挙げられました。金銭的、体力的に自分を負担させず、日々の生活において健やかに過ごすことが大切だといえます。

生きがい活動にかける平均費用は10万円程度で、活動の頻度は年153.5回に達することが調査から分かりました。このように、忙しい日常の中でも人々は生きがいを求めて行動することが伺えます。1回あたりの活動費用は約700円と、無理なく楽しめる範囲であることも特徴的です。

日常の幸せについて


生きがいが「ない・わからない」と答えた人の中でも、約82%が日常の中で幸せを感じる瞬間を持っていることが判明しています。「美味しいものを食べているとき」や「テレビ・映画鑑賞」、さらには「旅行」といった瞬間に幸せを感じるという声が多く寄せられました。また、自由回答では、日常の些細な出来事が生きがいだと感じている人も多く、日々の生活が与える小さな喜びの重要性が際立っています。

まとめ


このデータから見るに、生きがいとは特別な瞬間ではなく、日常の中でのささやかな幸せを見出すことに他ならないということがわかります。生きがいが「ない」と感じている人でも、実は日常の中に多くの幸せを見いだしている可能性が高いのです。最後に、全参加者に「もっと生きがいがほしいか」と質問したところ、約7割が前向きな返答を寄せており、今後も心豊かな瞬間を求めて生きていく姿勢が、ますます重要であると感じます。これからも、自分自身の日常に目を向け、小さな幸せを見つけていくことが、私たちの生きがいにつながるのではないでしょうか。


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