伊藤蘭が贈る感動の全国ツアー 東京公演レポート
2023年、伊藤蘭が解散記念日という特別な日に全国ツアーをスタートさせました。東京公演には、スペシャルゲストとして趣里の登場があり、多くのファンが心待ちにしていました。
初日の4月4日、キャンディーズ解散から48年を経て、彼女は新たなステージに挑む姿勢が、多くの賞賛を浴びました。特に東京・SGC HALL ARIAKEにて行われた公演は、高揚感に満ち、待ち望んだファンが詰めかけました。
定刻を迎えると、場内が暗くなり、オーバーチュアが流れ始めます。その瞬間、伊藤が舞台中央に姿を現し、黒のドレスパンツ姿で観客の前に立ちました。彼女が最初に披露したのは「グッド・バイ・タイムス」。この曲はキャンディーズのラスト・シングルのカップリングに収録されたもので、彼女は艶やかに歌い上げます。
続けて披露された「インスピレーション・ゲーム」では、サキソフォンの音色が印象的でした。新たにアレンジが施され、振付けにも工夫が加わり、久々の披露となるこのレアな曲にファンは歓声を上げました。また、「Dance on!Love on!」と叫ぶとサードアルバム『LEVEL 9.9』の人気曲へと続きました。特に「FUNK不肖の息子」では、Wild Cherryの「PLAY THAT FUNKY MUSIC」が彷彿とさせる、キャッチーなファンクサウンドが会場を盛り上げました。
人生を肯定するアンセム「大人は泣かない」で観客との一体感を共有し、続けて最新アルバムからの「ファンタスティック・ラヴ」と「好きでもなんでもない」を披露。これらの楽曲は、大人の女性の心の機微を巧みに表現した珠玉のポップソングとして、多くの聴衆の心をつかみました。
MCでは茶目っ気たっぷりなトークを交え、ヒット曲の数々が続きます。「SUPER CANDIES」の演奏が始まると、舞台も客席のペンライトも色とりどりに輝き、まるで音楽の祭典のような光景が広がります。
ファンとの距離感が縮まった瞬間、伊藤蘭はピンクの装飾が施された衣装に着替えて登場。「危い土曜日」や「その気にさせないで」といった名曲が次々と披露され、観客は圧倒的なオーラを感じました。この光景は、時代を超えて心に残るものでした。
クライマックスを迎える「哀愁のシンフォニー」では、紙テープが舞い、観客は昭和から平成、そして令和へとつながる音楽の遺産を感じました。休憩の後、最新アルバムからの曲も披露され、彼女の表現者としての真骨頂が見られる瞬間も。
アンコールでは、ティファニーブルーのドレスで再登場し、「美しき日々」を歌唱。続いて、ファースト・ソロ・シングル「恋するリボルバー」で会場は最高潮となりました。さらに、スペシャルゲストとして趣里が登場し、彼女の代表曲も披露。共演した二人のパフォーマンスは、非常に感動的でした。
この特別な夜、伊藤蘭のライブは、彼女の人生観や音楽への誠実な思いが詰まった素晴らしいエンターテインメントでした。未来に向かって新しい一歩を踏み出す力強さを感じる、感動的な時間となったのです。