異彩を放つヒップホップデュオ、Paris Texasが2枚のEPを同時発表
LAを拠点に活動するヒップホップデュオ、Paris Texasが最近驚きの連続リリースを行いました。9月に発表されたEP『They Left Me With The Sword』からわずか1週間後には、続編となる『They Left Me With A Gun』をサプライズで発表。この2枚はエッジを効かせたサウンドで、ロックとヒップホップの垣根を超えた斬新な試みを行っています。
前作との違い
『They Left Me With The Sword』は滑らかなサウンドで聴く者を魅了しましたが、続く『They Left Me With A Gun』ではその予想を裏切るような実験的で荒々しい音楽へと変化しています。両EPの音楽的な方向性は異なり、特に新EPでは聴き手に新鮮な体験を与えることを目指しています。
MVとストーリーの完結
ニューEPのミュージックビデオは、前作との対を成し、これにより2つのビジュアルプロジェクトの物語は完結します。ビデオは、メンバーのルイ・パステル、フェリックス、さらにはチャーリーXCXやブロックハンプトン、エイサップ・ロッキーといった有名アーティストのビジュアル監督を務めたダン・ストレイトと共に作られました。
世界ツアーへの影響
これらのEPの制作は、Paris Texasにとってキャリアの中で最大規模のツアーが控えている時期に行われました。彼らは現在、タイラー・ザ・クリエイターの世界ツアー「クロマコピア」で、リル・ヨッティと共演しています。このツアーではすでに地元ロサンゼルスのCrypto.comアリーナで6回もソールドアウトを記録し、アメリカ東海岸へと向かっています。さらに北米だけでなく、イギリス、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、日本での公演も予定されています。
過去の成果と未来の展望
この2つの新作は、彼らの過去のEP『Red Hand Akimbo』と深く結びついています。その中でも特に人気のシングル「girls like drugs」が収録されていることでも知られています。新しいEPでは、彼らの友人であるビリー・レモスやディリップといったコラボレーターを迎え、更にクリエイティブな試みに挑戦しています。彼らの初期EP『Boy Anonymous』や『Red Hand Akimbo』では確立された独自の世界観が、今回の新作でも存分に発揮されています。
評価と期待
これまでの作品は、Vultureやi-D、The FADERなど多くのメディアから高い評価を受け、彼らの音楽シーンでの地位を確立させてきました。2023年に発表されたデビューアルバム『Mid Air』では、より冒険的で真摯な音楽性を追求しています。今後の活動にますます期待が高まります。
リリース情報
- - EP『They Left Me With The Sword』 02.21.2025 リリース
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- - EP『They Left Me With A Gun』 02.28.2025 リリース
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彼らの音楽をぜひ一度聞いて、その進化を体感してみてください。Paris Texasの今後の活動から目が離せません。