Don't DisturbとLayerXの提携
最近、Don't Disturb株式会社は、株式会社LayerXが提供する法人支出管理クラウドサービス「バクラク」の認定パートナーに就任しました。この提携により、エンターテインメントおよびスタートアップ企業のバックオフィス業務の効率化が加速すると期待されています。
エンタメ企業のバックオフィス課題
エンタメやスタートアップ企業においては、プロダクトやサービスの開発、クリエイティブな制作が優先される傾向があり、バックオフィス業務はしばしば後回しにされがちです。特に、創業当初は少人数で業務のボリュームも少ないため、大きな問題として認識されることは少ないのですが、事業が拡大する中で様々な課題が浮かび上がります。
具体的な課題
1.
稟議・承認フローの不備
経営陣や事業責任者の承認を得ずに契約が進んでしまい、知らないうちに支出が発生することがあります。これにより、経理部門との連携が不足し、支払い漏れや入金の遅延が引き起こされることもしばしばです。
2.
予算・コスト管理の難しさ
見積もりや予算の確認を行わずにプロジェクトを進行させると、後になって利益が出ていない状況が発覚することもあります。売上は伸びていても、コストや資金の状態に関する把握が遅れるため、資金繰りが悪化しがちです。
これらの課題を放置すると、本来サービスやプロダクトの開発に回すべき資金が枯渇し、事業全体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
認定パートナーとしての支援内容
Don't Disturbは、今回の提携を通じて、エンタメやスタートアップ企業に特化したバックオフィス業務の支援を行います。「バクラク」を利用することで、導入から運用定着までをトータルでサポートし、企業のバックオフィスのカオスを解消します。
経理・財務領域のフロー改善
バクラクの導入を通じて、請求書管理や経費精算といった日常業務のフローを整備します。これにより情報の共有がスムーズになり、支払いの漏れや入金の遅延を未然に防げるようになります。
稟議・承認フローの整備
新たに構築される稟議・承認プロセスでは、法人カードの発行ルールや支出の上限を設定することで、経営陣が知らない支出の発生を防ぎ、正確な支出管理とコストコントロールを可能にします。
管理会計・予実管理の推進
経営陣が迅速に意思決定できるよう、管理会計と予実管理の導入も支援します。各事業部やプロジェクトの売上、原価、費用をタイムリーに把握できる体制を整えることで、企業全体の資金繰りが改善されます。
現場目線の業務フロー改善
ただシステムを導入するのではなく、現場の実態に合わせたフローを整え、業務がスムーズに進むよう支援します。これにより、経営陣が現場の情報を適時にキャッチアップできる仕組みを構築し、意思決定の精度が向上します。
バクラクとは
バクラクは、稟議、経費精算、法人カードの管理、請求書の受取や発行、勤怠管理などの業務を効率化するクラウドサービスです。AIを活用して手入力や紙管理から解放し、各従業員が本業に専念できる環境を提供します。すでに15,000社以上の企業がこのサービスを利用しており、働きやすい環境づくりを支援しています。
企業情報
代表者:中川卓也
所在地:東京都渋谷区
コーポレートサイト:
Don't Disturb
連絡先:contact@dont-disturb.co.jp
ミッション:「すべての経済活動を、デジタル化する。」
コーポレートサイト:
LayerX
今回の提携により、Don't Disturbはエンターテインメント業界やスタートアップ企業のバックオフィス業務の効率化を進め、さらなる事業成長に向けて支援しています。