2026年7月2日、大阪音楽大学にて特別講義「楽器構造論」が開催されます。本講義には、日本のクラシックギター界で高い評価を受けている製作家、君島聡氏が招かれ、音楽の根源とも言える“音が宿る瞬間”について深く掘り下げていきます。
君島聡氏は、国内外の演奏家をも唸らせる技巧を持つ製作家です。彼の祖父は、クラシックギター界のパイオニアである河野賢氏であり、その影響を受けて成長してきました。武蔵工業大学で学んだ後、河野ギター製作所にて製作技術を学び、桜井正毅氏の下で更なる技術を磨いてきました。
講義の内容
この特別講義では、クラシックギターの音がどのように生み出されるのかを、構造、素材、音響理論という三つの観点からアプローチします。具体的には、木材が音色に与える影響や、それに伴う品質の差異を実演を通じて学ぶことができます。君島氏自身の経験に基づいた製作プロセスの紹介や、音作りに関する哲学も交えた内容となっています。
講義の特徴のひとつは、君島氏のギターと桜井氏のギターの弾き比べを行う点です。この実演によって、木材・構造・音響理論がどのようにして音を形作るかを実際の音で体感できます。これにより、学生たちは自己の楽器選びや音楽表現において、より豊かな理解と判断力を育むことができるでしょう。
講義を担当するギター・マンドリン専攻の大西洋二朗氏は、「この機会は学生にとって極めて貴重であり、音の源泉を理解する大きな学びになる」と期待を寄せています。君島氏が直接教えてくれることで、学生たちは「音を感知する力」を高め、音楽的な表現力を向上させるチャンスなのです。
大阪音楽大学について
大阪音楽大学は、2025年に創立110周年を迎える伝統校であり、関西唯一の音楽単科大学として幅広い専攻を提供しています。「音楽で、はたらこう。」をスローガンに、ただの演奏家にとどまらない、クリエイターやプロデューサー、音楽エンジニアの育成を目指しています。特に今年度は、ギター・マンドリン専攻における様々な実践的な活動が企画されており、学生たちの主体的な成長を促しています。
この特別講義は、音楽教育の面においても、新たな知識や技術を学生たちに提供するための重要なステップとなるでしょう。君島氏が伝えるギター製作の知恵と哲学は、音楽の未来を担う学生たちにとって、計り知れない価値を持つものといえるでしょう。このような講義は、ISOLATEチャンネルにおいても大きく取り上げられる可能性が高いので、取材のご検討にも是非ともお力添えいただきたいと思います。