藤原道山の音楽界
2025-10-10 09:32:22

藤原道山率いる尺八アンサンブルが奏でる「共に生きる」音楽体験

音楽の本質を暗闇で感じる「ミュージック・イン・ザ・ダーク®」



2024年2月に横浜みなとみらいホールで行われる「ミュージック・イン・ザ・ダーク®」が注目を集めています。このコンサートは特に視覚障がいのある演奏者と視覚に障がいのない演奏者が共にステージに立ち、暗闇の中で音楽を奏でるというユニークなスタイルを持ちます。演奏者も聴衆も、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませながら音楽を深く体感することができます。

本イベントは東京藝術大学が開催している「障がいとアーツ」プログラムの一環で、2015年からスタートしました。これまでに横浜みなとみらいホールで5回の開催実績があり、音楽を通じて社会における視覚障がい者の理解を促進し、共生社会の実現を目指しています。

実力派アーティストの共演



今回のコンサートでは、尺八奏者の藤原道山が中心となり、箏の澤村祐司、ソプラノの小汐唯菜、パーカッションの神田佳子など、実力派が勢揃いします。藤原道山は群を抜いた才能を持つ尺八奏者で、2025年にはデビュー25周年を迎えます。彼が率いるアンサンブル「風雅竹韻」は、5年ぶりの再登場となるこの公演で、視覚障がい者の演奏家との共演が新たな感動を生み出します。音楽の幅広いレパートリーには、宮城道雄作曲の《春の海》や、神田佳子のオリジナル作品《尺八はミラクル》等が含まれており、観客に特別な音楽体験を届けます。

このコンサートは単なる音楽体験を超え、視覚障がい者が音楽を楽しむためのさまざまなサポートも行われます。開演前には学生による楽器体験が可能で、参加者は実際に楽器に触れて演奏の楽しみを前もって味わえます。また、点字プログラムや大阪いプログラム、音声コード附きプログラムなども用意されており、視覚に障がいのある方々も安心して楽しむことができる配慮がされています。

芸術の力で共生社会を



このイベントは、音楽を通じた社会参加や自立支援を目指し、視覚障がい者への理解を深める機会を提供します。「共に生きる」社会を実現するための大切な一歩として、視覚に障がいのある方々の多様な参加を促進しています。公演当日は、全席指定で、一般4000円、大学生や65歳以上は3500円、高校生以下は3000円で参加可能です。

この「ミュージック・イン・ザ・ダーク®」はただのコンサートではなく、共生社会の姿を写し出す、心温まるアート体験です。藤原道山と共に、その新しい音楽世界を体験し、一緒に「共に生きる」社会を目指してみませんか?また参加人数に限りがあるため、早めのチケット予約をお勧めします。公共交通機関を利用して、ぜひ横浜みなとみらいホールへ足を運んでください。


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