コムアイの新曲「なんか地球がおかしい」が環境問題を呼びかける

コムアイの新曲「なんか地球がおかしい」リリース

2023年8月22日、アーティスト・コムアイが新曲シングル「なんか地球がおかしい」をリリースしました。この楽曲は、国際環境NGO 350.org Japanと協力して制作され、気候危機への意識を高めることを目的としています。日本語版と英語版が同時に発表されており、ミュージックビデオも公開されています。

コムアイは2023年にAmazonでの出産を経験し、現在はブラジルと日本の二ヵ所を拠点に活動を続けています。彼女はこの数年間、SNSを通じて環境問題や社会問題について発信し、多くの人々に関心を寄せるよう呼び掛けてきました。

「なんか地球がおかしい」は、地球の現状に対する広範な不安を込めて作られています。コムアイは、「音楽は美を追求するものであり、同時に社会運動の側面を持つことは難しい」と語り、その葛藤を乗り越えることで生まれた曲だと説明しています。特に、「地球沸騰化」の時代において、気候危機を無視するわけにはいかないとの強いメッセージが込められています。

楽曲の中でも特に印象的なサビ「なんか地球がおかしい／地球じゃなくて人間じゃん」は、聴く人全ての心に響く力強い言葉になっています。これにより、我々全員が気候問題に対してアクションを起こすことが必要であるという呼びかけがなされています。

共同企画者である350 Japanもこのプロジェクトに強く関与しています。担当の飯塚里沙は、「猛暑や豪雨を経て、多くの市民が環境問題を自分事として受け止め、行動を起こそうとしている」とし、コムアイの音楽がそのきっかけになればと期待を寄せています。

リリースに合わせて公開されたミュージックビデオ（MV）は、映像作家マルルーンが手がけ、コンクリートジャングルの渋谷から始まります。中盤からはCGアニメーションの世界へと誘われるスタイルで、楽曲のメッセージを視覚的に表現しています。「炎天下の中、意識が飛びそうになる様子を描いています」と、マルルーンはコンセプトを説明しています。

今後、コムアイと350 Japanは、楽曲に合わせたダンスチャレンジを実施する予定です。InstagramやTikTok、YouTube Shortsで誰でも参加できる振り付けを公開し、ハッシュタグ「#なんか地球がおかしい」を使って多くの人に広げてもらうことを目指しています。

「なんか地球がおかしい」は、現代の猛暑にふさわしい、耳に残る一曲となっています。私たち全員が思う不安を歌に乗せて、未来の地球環境に一石を投じる機会になればと思います。私たちが環境について声を上げることで、数十年後の未来を変えることができるかもしれません。

コムアイの歌声とメッセージを通じて、みんなの意識をさらに高め、未来に向けたアクションを促していくことが期待されます。聴き逃さないように、ぜひ「なんか地球がおかしい」を聴いてみてください！