庶民の芸能発見
2025-07-07 14:32:25

『庶民の芸能を読む会 第一冊』が江戸後期の魅力を再発見

『庶民の芸能を読む会 第一冊 翻刻ちよぼくれちよんがれ』のご紹介



今年の夏、2025年6月13日に新たに刊行される『庶民の芸能を読む会 第一冊 翻刻ちよぼくれちよんがれ』は、江戸末期から現代にかけての貴重な庶民文化を新たに蘇らせる重要な出版物です。この冊子は、江戸後期の音楽や語りの伝統に焦点を当て、特に「ちょぼくれ・ちょんがれ」に関する資料を翻刻したもので、編者を務める中西レモンの熱意がこもっています。

編者の中西レモンについて



中西レモンさんは、近年では初代桜川唯丸流江州音頭の音頭取りとして、またアルバム『ひなのいえづと』のリリースを通じて東北民謡や越後の瞽女唄を広める存在です。彼女は2017年から「庶民の芸能を読む会」を主宰し、多くの参加者と共に学びを深めてきました。この会は東京都北区王子の古書カフェ「くしゃまんべ」にて始まり、これは今では重要な文化交流の場となっています。

江戸時代の芸能文化



『庶民の芸能を読む会 第一冊』では、江戸後期以降のあまり目にすることのない芸能資料に触れ、参加者が当時のくずし字や物語に親しむことが目的です。この第1巻では、ちょぼくれ・ちょんがれ、やんれ節、あほだら経、万歳、説経祭文といった伝統文化を取り上げ、盗賊や剣豪をテーマにした語りや歌が収められています。全18篇の作品が翻刻されており、解説を担当するのは芸能研究家の上島敏昭氏です。

発行記念イベント



この冊子の発行を記念して、2025年6月13日から15日まで新宿にて展示会およびトークイベントが開催されます。トークイベントには上島敏昭氏が登壇し、冊子に寄せた解説を元に、より深い理解を深める内容となるでしょう。特に、江戸時代の庶民の心を捉えた音楽や語りについての議論が期待されます。

イベント詳細


  • - 展示会: 期間: 6月13日(金)~15日(日)
時間: 13:00 - 19:00
  • - トークイベント: 日時: 6月14日(土)19:00~
料金: 冊子付き4,500円 / 冊子なし2,000円(要予約)
登壇者: 上島敏昭(浅草雑芸団)、中西レモン

このイベントは、誰もが忘れかけていた日本の伝統芸能を再発見する機会であり、多くの方々に参加してもらいたいと思います。江戸時代の庶民文化を理解し、そこから現代に引き継ぐ重要な架け橋となるこの冊子は、音楽や文化に興味を持つ全ての人にとって魅力的な一冊です。興味のある方はぜひ、オンラインストアでの購入も検討してみてください。


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