會田瑞樹リサイタル
2025-08-27 14:00:53

多彩な作曲家が集結する會田瑞樹パーカッションリサイタル2025

會田瑞樹パーカッションリサイタル2025



2025年10月3日、東京文化会館にて、打楽器奏者兼作曲家の會田瑞樹によるパーカッションリサイタルが開催されます。このリサイタルは、會田の独自の音楽スタイルを体験できる貴重な機会であり、同時に多くの国際的な作曲家の作品も披露される予定です。

會田瑞樹とは



會田瑞樹は、300を超える新作初演の実績を持ち、自身の名声を「初演魔」として確立しています。作曲家としても100作品以上を世に送り出しており、その作品はNHKの放送やリトアニアの国営放送を通じて国際的にも注目を浴びています。特に昨年、リトアニアの聖クリストファー室内合奏団から委嘱された《Stardust》が大きな成功を収めたことは記憶に新しいです。

今年、會田は様々な新しい作品を発表し続け、まだまだその活動の幅を広げています。バーンソムテッド・チャオプラヤ・ラーチャバット大学での作曲講座などを通じて、国際的な音楽教育にも寄与しています。

本公演の内容



本公演の一幕は、20世紀の作曲家八村義夫へのオマージュとして構成されています。没後40年を迎えた八村の音楽は、現代音楽に「情念」や「私音楽」の重要性を提唱したことから、多くの人に愛されています。代表作《星辰譜》は1969年に初演され、その情熱的な魅力で多くの支持を得ました。

本公演では、八村の代表作に加えて、彼と深い関係を持つ中川俊郎氏、河村絢音氏、岩見玲奈氏といったゲストが参加し、豊かな音楽を届けます。また、會田自身による新作《酔郷譚》もお披露目されます。これは、作家倉橋由美子の同名小説にインスパイアされた作品であり、現世と彼岸の交信を音楽で表現します。

2人の巨匠からの新作



同じ年に生まれて同年になくなった湯浅譲二と間宮芳生。彼らに捧げられた新作コーナーも見逃せません。互いに影響を与え合ったこの二人の作品が演奏されることで、彼らの音楽的哲学が明らかにされます。湯浅の作品と間宮の作品は、どちらも会場に新たな感動をもたらすことでしょう。

国際的なアーティストとの共演



また、タイ国立マヒドン大学の新しい音楽学部長であるピヤワット・ロウイラープラセルトによる明るい新作や、アメリカ在住のジャン・パトリック・ブサングランによる日本愛に溢れた新作も楽しめます。植物をテーマにした藤枝守氏の新作もあり、多彩な音楽が展開されます。

作品の独自性



會田瑞樹のために作曲された作品が並ぶことも、このリサイタルの大きな魅力のひとつです。佐原詩音の《Petorunkamuy》は、アイヌ語を交えた詩的な表現が際立ち、水野修孝の《ヴィブラフォン独奏2021》は世代を超えた対話を感じさせます。

インタビュー掲載



さらに、會田瑞樹へのインタビューもコンサートスクエアに掲載されていますので、リサイタルの裏話や彼自身の思いを知る貴重な機会にもなります。

興味を持たれた方は、ぜひコンサートの詳細を確認してみてください。

開催情報


  • - 日時: 2025年10月3日(金) 19:00開演
  • - 場所: 東京文化会館小ホール

演目

  • - 第一部: 現在進行形のアジア
  • - 第二部: 八村義夫没後40年を迎えて

チケット情報

  • - 前売り一般: 3000円 / 学生: 1000円
  • - 当日券: 各500円増

詳細については、各種チケット取り扱いサイトをご覧ください。


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