静謐な音の中に潜む躍動感菊池広輔のデビューシングル『Luir Rhueven』

菊池広輔のデビューシングル『Luir Rhueven』が配信決定

東京都渋谷区を拠点とする音楽出版社、株式会社Virgoから、注目のピアニスト菊池広輔が11月26日にデビューシングル『Luir Rhueven』を配信することが発表されました。この楽曲は、作曲家石塚玲依によるもので、音楽活動の新たな道を切り開く作品として期待されています。

DICT Music DAO Classicsの一環

菊池広輔の『Luir Rhueven』は、2025年からスタートする「DICT Music DAO Classics」の活動のひとつとして企画されました。このプロジェクトは、Web 3.0やDAOの技術を利用し、作曲家や演奏者が共に新しい音楽文化を創り上げるサンドボックス・コミュニティとして機能します。コミュニティメンバーから生まれる作品の著作権を共有し、演奏権の開放によって、より多様で自由な音楽活動を推進することを目指しているのです。

世界初録音となる作品

『Luir Rhueven』は、11月18日に東京音楽大学TCMホールで行われる「DICT Music DAO Classics 創設記念演奏会」にて、世界初演される予定です。この演奏会では、楽曲の潜在能力が引き出され、新たなクラシック音楽の形が披露されることとなります。演奏会では、デビューシングルに加えて、他の新作やプロジェクトからの楽曲も演奏されます。

菊池広輔のプロフィール

菊池広輔は、数々のコンクールでの受賞歴を持つ実力派ピアニストです。東京音楽大学で学び、その後フランスへと渡り、高等演奏家課程を修了しました。日本演奏家コンクールピアノ部門での第1位など、輝かしい成績を残してきましたが、録音作品のリリースはこれが初めてとなります。

彼の演奏には、独特の躍動感と技術に裏打ちされた冷静さがあり、今後の音楽活動においても大きな期待が寄せられています。

石塚玲依の作曲

本楽曲の作曲家である石塚玲依は、アニメや映画音楽など多岐にわたる作品を手掛ける人気作曲家です。『Luir Rhueven』は、彼が影響を受けたフランス近代音楽の要素を取り入れた、技巧的で充実したピアノソロ作品であり、演奏には高度な技術が必要とされます。この楽曲について、石塚は「星から放たれた一筋の光」と表現し、その背後にある深い思索と感情が楽曲に込められています。