音楽とテクノロジーが織りなす10周年「MOVE FES. 2026」の魅力とは

MOVE FES. 2026開催決定

一般社団法人WITH ALSが主催する音楽フェス「MOVE FES. 2026」が、2026年6月20日（土）にEXシアター六本木で開催されることが決定しました。このイベントは、難病であるALS（筋萎縮性側索硬化症）の啓発を目的としており、今年でスタートから10周年を迎えます。音楽とテクノロジーが交わるこの特別な祭典では、参加者が新たな体験を楽しむことができるプログラムが盛りだくさんです。

クラウドファンディングがスタート

本日、12月4日（木）よりこの特別イベントの開催に向けて、クラウドファンディングが開始されました。目標金額は500万円で、集めた資金はイベントの運営費やテクノロジー開発、アーティスト出演費などに使用されます。支援者には、来場チケットや限定グッズも用意されていますので、ぜひチェックしてみてください！詳細はこちらから

武藤将胤の挑戦

このフェスティバルの企画・演出を手がけるのは、ALSと闘うクリエイター、武藤将胤氏です。彼自身の体験を背景に、ALS患者が持つ可能性を示したいという思いから「MOVE FES.」がスタートしました。武藤氏は、「過去10年間、ALSと共にある未来を信じ、テクノロジーとクリエイティブを融合させた挑戦を続けてきた」とコメントしています。彼と一緒にこの新しい未来を創造していくため、多くの人々の支援が必要です。

テクノロジーとアートの融合

10周年を迎えるこの「MOVE FES. 2026」では、「THANKS × RESPECT. 感謝と尊敬の10年」をテーマに、これまで支えてきた全ての人々に感謝を捧げつつ、新しい挑戦も提案します。イベントでは、最新の音声合成技術を活用し、武藤氏の10年前の声を再現する試みも行われます。ALSは発話能力を奪う病気ですが、この技術は本人にとっても大きな意味を持ち、人々の心をつなぐものとなるでしょう。

BORDERLESS LIVEの試み

さらに、MOVE FES.は「BORDERLESS LIVE」として、現地だけでなくオンライン配信やメタバース空間でも楽しむことができます。視線でDJを操るEYE VDJ MASAのパフォーマンス、賛同アーティストたちによるライブ、遠隔ロボットの接客が体験できる「01 ROBOT POP-UP STORE」など、多様なプログラムが用意されています。身体の制約を超えて、アートと音楽を楽しむ新しい体験が待っています。

新たな未来への一歩

武藤氏が取り組んできた筋電信号を利用したドローンゲームなど、身体を最小限の動きで操作可能なeスポーツ体験も提供される予定です。これらのプログラムを通じて、「身体が動かなくても、技術によって誰もが表現できる社会」を実現したいという武藤氏の思いが込められています。

ALS対する取り組みの意義

また、10年の節目では、ALSをテーマにしたトークショーも開催され、医療や福祉、テクノロジーの最前線で活躍する方々が集まり、各自の挑戦や研究について語ります。これを通じて、聴衆がALSについての理解を深め、未来への希望を持てる機会にすることが目指されています。

まとめ

音楽とテクノロジーの融合を通じて、ALSに関する意識を高め、より多くの支援が得られることが期待されている「MOVE FES. 2026」。このイベントを通じて、武藤将胤氏の挑戦が今後どう発展していくのか、その行く先に注目です。ぜひ多くの方々にこのプロジェクトを支えていただき、共に新しい未来を築いていきましょう。